宮崎興治の生徒に!保護者へ!塾内日誌!

命のコイン

昨日、授業後に一通のメールが届いた。

東京で働いていたときの同僚からだった。

その内容をみた瞬間、息が止まった。

会社の同期がまた一人亡くなった、という内容だった。

会社の寮に住んでいたころ、

私はいつもその亡くなった同期の部屋に行って、

2人でいろいろと話していた。

仕事のことや将来のこと、彼女のこと、

ばか話しやグチなど。

本当にいろいろと話したなぁ。。。

まさかそいつが亡くなるとは夢にも思わなかった。

「ありがとう」という言葉は「有難う」と書く。

つまり、有ることが難しい、ということだ。

だから、ありがとうの反対の言葉は

有ることが難しくない、

つまり「当たり前」になる。

私たちは、頭ではわかっていながらも、

生きていることが、つい当たり前になってしまう。

だから生きていることに、

きちんと感謝をしなければいけない。

何かの本で読んだのだが「命のコイン」という話しがある。

人間はみんな1人に1つずつ砂時計を与えられていて、

砂時計の中にたくさんの銀色のコインがつまっている。

1日が終わると、そのコインが1枚だけ下に落ちる。

昨日1枚、今日も1枚、明日も1枚。

そのコインが全部下に落ちたとき、人は亡くなる。

ただ、1つだけ例外があって、

銀色のコインの中に、1枚だけ金色のコインが入っている。

もし、その金色のコインが落ちてしまうと、

どれだけ銀色のコインが残っていても、人は亡くなってしまう。

金色のコインはいつ落ちるかわからない。

だから、いつ金色のコインが落ちても後悔のないように、

今日1日を精一杯生きていこう。

生きていることに感謝して生きていこう。

という内容だった。

亡くなった同期2人が私に教えてくれたこと。

それは今生きていることへの感謝。

だから私は今日も精一杯生きようと思う。

前を向いて歩くしかないのだから。