世の中には、数学ができる人とできない人がいる。
様々な要因があると思うが、
私が最も大きいと感じる要因がある。
遺伝?
理解力?
真面目さ?
もちろんどれも要因の一つなのだが、
数学ができる人とできない人の一番大きな違いは
「自分は数学が得意だ」と思っているかどうかなのである。
例えば、何か数学の応用問題が出たとする。
数学が得意だと思っている人は、
考えてわからなくてもあきらめない。
だって、自分は数学が得意だと思っているから。
考えれば解けるはずだと思っているから。
それで実際は解けなかったとしても、
考えた時間が長いので、解答を見たときに、
「なるほど~」と納得して、知識が一つ増える。
それに対して、数学が苦手だと思っている人は、
ちょっと考えてわからないとすぐにあきらめてしまう。
だって、自分は数学が苦手だと思っているから。
考えても解けるはずがないと思っているから。
それで解けなかったとしても、
解けないことが当たり前だと思っているから、
解答を見たときに「ふ~ん」としか思わない。
で、すぐに忘れてしまう。
この積み重ね。
1日、1カ月、1年と、
日が経つにつれて差は開く。
で、数学ができる人とできない人に分かれる。
これが私が考える、
数学ができる人とできない人の違いだ。
では、「自分は数学が得意だ」と思う人は、
なんで得意だと思うようになったのか。
それは、どれだけ褒められてきたかだと思う。
小学校1年生の算数のテストで80点を取ったとする。
そのときに
「80点なんてすごいね~!数学が得意だね~!」
と褒められてきたのか、
「80点だとまだまだだね~。次はもっとがんばろうね。」
と褒められてこなかったのか。
おそらく、この違いなんだと思う。
もちろん、数学が苦手だと思っていた子が、
数学が得意だと思うようになることだってある。
宮崎塾には数学が得意な人も苦手な人もいる。
得意な人はもっと得意になるように、
苦手な人は得意になるように、
わかりやすい授業をしていこうと思う。