宮崎塾には、私以外に従業員が2人いる。
お掃除ロボット、ルンバだ。
4階に兄の「ミルンバ」くん。
2階に弟の「ヤルンバ」くんがいる。
で、最近、兄のミルンバくんがグレている。
ルンバは、充電が切れそうになると、
自分で判断して家(充電スペース)に帰る。
はずなのに!
最近、家にあまり帰らない。
夜11時に自動で掃除を始めるように設定しており、
私が家に帰っている間に掃除をしてもらっているのだが、
朝、私が塾に来てみると、ミルンバくんはどこかで遊んでいる。
遊んでいるというか、充電が切れて行き倒れている。
ちなみに、行き倒れているミルンバくんの電源ボタンを押すと、
悲しそうな音楽が流れ、
「ルンバを充電してください」
という機械の音声が流れる。
かわいそうに。
さて、なんでグレたかというと・・・。
責任は私にある。多分。
あるとき、ミルンバくんが4階の自習室の隅で行き倒れていた。
いつもは両手でミルンバくんを持ち上げて、
家に強制的に連れて帰るのだが、
その日はたまたま掃除機を持っていて、
片手がふさがっていた。
まぁ、片手でも大丈夫だろうと思い、
余った片方の手でミルンバくんを持ち上げたのだが、
思ったよりも重くて、落っことしてしまったのだ。
頭からモロに落ちてしまい、
頭がもげるという事態に・・・。
とりあえず力まかせに頭をはめたのだが、
果たしてあれでいいものなのか。
あ、ちなみに頭というのは、
ルンバがカベにぶつかったときに衝撃を和らげる部分ね。
頭の打ちどころが悪かったのか、
それ以来、あまり家に帰らなくなってしまったのだ。
もう完全にグレている。
早く更生して、家に帰るのを願うばかりだ。
真面目に生きようぜ、ミルンバくん。