宮崎興治の生徒に!保護者へ!塾内日誌!

最後の授業

今日は高3への最後の授業の日。

それぞれの道へ旅立って行く生徒たちに、

どうしても伝えたいことがあった。

祝賀会とかパーティーとか、

そういうことも考えたけど、

楽しむだけで終わるよりも、

今後の人生に少しでも役に立つことの方がいいと思った。

だから、最後に話しをしようと思ったのだ。

午後2時に集合するようにしていたのだが、

2時間も前に来て、

「先生、掃除をさせてください」

と言って、4階を掃除してくれる生徒。

その後、何人か生徒たちが集まってきて、

「自分も掃除します!」

と言って、みんなで4階を掃除してくれた。

来る生徒来る生徒みんなが掃除を申し出てくれて、

最終的に十数人で掃除をしてくれた。

4階は、床も窓も机も、全部ピッカピカになっていた。

みんな、ありがとう。

午後2時になり、

ほとんどの生徒が塾に集まってくれた。

1人1人が大切な生徒だから、

これが最後の授業だと思って、

1人1人の顔を見ていると、

涙が出そうになった。

いつものホワイトボードの前に立ち、

みんなの方を向いて、

私は伝えたいことを一生懸命話した。

私がどんな人生を歩んで来て、

どうして宮崎塾を作ったのか、

塾に来てくれたみんなにどれだけ感謝しているか、

そして・・・

幸せな人生を歩むにはどうすればよいか。

みんなに私の想いが届くように、

みんなが幸せな人生を歩けるように、

のどがカラカラになるくらい一生懸命話した。

私の話しが終わり、

「最後の授業を終わります。
 起立、気を付け、礼!」

と言って、締めくくったそのとき。

1人の生徒が立ち上がり、

教室の外へ出て行った。

すぐに教室に戻ってきたのだが、

手に何やら物を持っていた。

そして、

「これ、宮崎塾2期生みんなからのプレゼントです!」

と言って、プレゼントをくれた。

包みを開けてみると、

大きな電波時計
たくさんの寄せ書き
ナゾのDVD

が。

・・・ありがとう。

・・・本当にありがとう。

言葉にできないくらい、

感謝の気持ちでいっぱいだ。

そして、生徒たちにお礼を言って、

最後の授業が終わった。

塾から出ていく生徒たちが口々に、

「先生、本当にありがとうございました!」

「また塾に来ますね♪」

「すごくお世話になりました!」

など、たくさんの言葉をかけてくれた。

その後、新高1との面談が何件かあったので、

弱くなった涙腺をグッとこらえて、

面談をした。

今日あったすべての仕事を終え、

ついさっき寄せ書きを読んだ。

寄せ書きには、

感謝の言葉がたくさん書き込まれていた。

今日来れなかった生徒たちもみんな書いてくれていた。

寄せ書きの中にあるたくさんの「ありがとう」。

・・・こらえていた涙が溢れてしまった。

こんなにいい生徒たちに恵まれて、

こんなに感謝してもらって、

自分はなんて幸せなんだろう。

本当に、感謝してもしきれない。

ありがとう。

ありがとう。

・・・・・。

寄せ書きを読んだ後、

ナゾのDVDを見てみた。

なんと、

それは生徒たちが作成してくれたビデオレター!

生徒たちが感謝の気持ちを言ってくれていたり、

「み・や・ざ・き」の頭文字を使って、

4人であいうえお作文をしてくれていたり、

「宮崎塾あるある」をたくさんの生徒が言ってくれていたり。

そして、

「宮崎先生 ありがとうございました」

というエンドロールで終わっていた。

もう涙は枯れ果てていたので、

DVDは1人で爆笑してしまった。

特に「宮崎塾あるある」は、

みんなよく観察しているなーと思った(笑)。

・・・これを作るのに、

どんなにたくさんの時間を使ってくれたんだろう。

どんなにたくさんのエネルギーを使ってくれたんだろう。

少し考えただけでも、

たくさんたくさん考えてくれたのがわかる。

もう、何度も何度も言ったけど、

・・・本当にありがとう。

最後に、

それぞれの道に旅立って行く高3のみんなへ。

これから生きていく中で、

いろいろな事があると思う。

でも、今日伝えたことを根っこにして生きていけば、

どんな進路に進んでも、

どんな職業に就いても、

どんなことがあっても、

絶対に幸せになれる。

今の私がすごくすごく幸せであるようにね。

そして、何かあればいつでも戻っておいで。

元気がないようなら元気をあげるし、

辛いことがあるようなら励ましてあげる。

私にできることがあれば、何でも協力する。

だから、自分の道を一歩一歩進んでいって、

たくさんの人を幸せにしてください。

どうか、あなたたちの人生が、

多くの人の感謝でいっぱいでありますように。