去年、宮崎塾を卒業した中に、
Aさん(仮名)という生徒がいた。
Aさんは学校が終わってからすぐ塾の自習室に来て、
塾が終わる夜22時まで毎日勉強をしていた。
休みの日も、
朝10時から夜22時までずっと自習室で勉強していた。
毎日毎日、体調が悪い日も、雨の日も風の日も、
休むことなく毎日毎日自習室で勉強をしていた。
自分の夢を叶えるために。
かなり高い目標だったのだが、
結局Aさんは自分の夢を叶えることのできる大学に進学した。
学校で合格体験記の冊子が配られたみたいで、
そのAさんの合格体験が載っていた。
不器用ながらも一生懸命勉強したという内容が書いてあり、
私は当時を思い出して目頭が熱くなった。
そして、その記事を読んだ今年の高1の生徒が、
「私もこの先輩のように毎日自習室で勉強すれば、
自分の目標に届くことができますか?」
ということを私に聞いてきた。
「高1という時期から、
Aさんのように毎日自習室で勉強することができれば、
どんな大学だって行くことができるよ。」
と私は答えた。
それを聞いたその高1の生徒は、
翌日から自習室でガシガシ勉強するようになった。
土曜日なんて、
朝10時から夜21時30分までひたすら勉強していた。
自習室で勉強している生徒にお菓子を配ってまわったとき、
その高1の生徒に
「よく頑張っとるね」
と声をかけると
「はい!」
と笑顔で応えてくれた。
一生懸命がんばることは本当に素晴らしい。
私はこんな生徒を全力で応援したい。
Aさんは卒業してもう塾にはいないけど、
Aさんの精神は確実に後輩に受け継がれている。
一生懸命がんばる精神が、
次の代にも、その次の代にも、
次々と受け継がれていったらいいな、と思う。