広島県は、2月4日(月)が高校推薦入試であるため、
公立高校の生徒たちは学校が休みとなる。
だから生徒たちは、2月2日から4日まで3連休だ。
いろいろな過ごし方があるだろうけど、
高2にすごい生徒がいる。
その高2の生徒は、
昨日、3連休初日にも関わらず、
自習室で朝から晩までずっと勉強をしていた。
21時過ぎくらいに、その生徒が私に話しかけてきた。
生徒
「先生、荷物が重いんで置いて帰っていいですか?
明日もまた自習室に来るので。」
私は快くOKを出した。
がんばっている生徒はとことん応援したいので。
私
「よくがんばっとるねー。
荷物を置いて帰るのは全然いいけど、
何をそんなにがんばっとるん?」
生徒
「いや、やばいんで・・・。」
そのとき私は、学校の課題がやばいのだと解釈した。
尾北はかなりの量の課題を出す。
だから課題を処理しきれていないのだと。
私はそれ以上そのことには突っ込まず、
生徒は自習室から帰っていった。
で、今日の朝、塾を開けてすぐにその生徒が自習室にやってきた。
私
「おぉ、早いね!そんなに課題がやばいの?」
生徒
「いや、課題は大丈夫なんですけど。」
私
「え?課題がやばいんじゃないの?」
生徒
「はい。もう受験まで1年を切っているのだと思うと、
やばいなと思って。」
私
「おぉ!!!そこに危機感を持っとるのは立派じゃね!
で、今は何を一生懸命勉強しているの?」
生徒
「模試の解き直しです。」
感動した。
きちんと受験生の自覚が芽生えてきたのだな、と。
受験勉強のスタートにフライングはない。
いつ始めても失格にはならない。
だから受験勉強は早く始めるに越したことはない。
1年後、
この生徒がどのような進路をたどるのか楽しみだ。