人間のやる気には、
外発的動機づけと内発的動機づけがある。
外発的動機づけとは、
自分の外からの影響でやる気が出ること。
例えば、
100点取ったらおこづかいアップ、
とか、
宿題をやらないと放課後に残される
とか。
それに対し、内発的動機づけとは、
自分の内からやる気が出ること。
例えば、
100点を取る達成感がたまらない、
とか、
ゲームをやっていると楽しい、
とか。
外発的動機づけは、
瞬間的なやる気はすごいけど、継続しにくい。
一気に燃え上がる炎のような感じだ。
逆に、内発的動機づけは、
瞬間的なやる気はあまりないけど、継続しやすい。
ジリジリ燃える炭のような感じだ。
勉強は継続性が重要なので、
内発的動機づけが大切になってくる。
では、どうすれば内発的動機づけができるのか。
キーワードは2つ。
「何のために」、「誰のために」だ。
生徒たちを見ていて思う。
勉強に対するモチベーションが高い生徒は、
目的意識がはっきりしている。
・医者になって多くの人を助けたい
・英語を活かして国際問題に取り組みたい
という立派なものから、
・お金持ちになりたい
・東京に行きたい
・恋人と同じ大学に行きたい
という人間ぽいものまで、
何かしら勉強に対して目的意識があるのだ。
一方、勉強に対するモチベーションが低い生徒は、
こんなことをよく言う。
「何のために勉強するのかわからない」
「宿題が出たからとりあえずやる」
「勉強をしても将来使わないから意味がない」
など。
目的意識がないのだ。
だから、何でもいいので、
「何のために」勉強をするのかがはっきりすると、
驚くほどやる気が出る。
さらに、
お世話になった両親に恩返しがしたい
とか、
大好きな先生を喜ばせたい
とか、
親友に心配をさせたくない
とか、
誰かのためになら人間は頑張ることができる。
いまいち勉強に対してやる気が出ない人は、
「何のために」「誰のために」
ということを設定するといいと思う。
自分が心の中で勝手に決めることなので、
別に何でもいい。
誰に知られるわけでもないし。
モテたい、すごいと思われたい、お金持ちになりたい、
そんなものでいいと思う。
あ、ちなみにこれは学生の間だけだからね。
大人になってからもこんな動機だけでやる気を出していたら、
あまり上手くいかないから気を付けてね。
まぁ、まずはやる気を出して、
勉強をバリバリがんばりましょう!