わかるということと、
できるということは全く違う。
例えば、
テレビでプロ野球選手の投球を見て、
どんなフォームで投げればいいかがわかったとしても、
実際に自分がボールを投げて、
プロ野球選手と同じように投げれるかというと、
間違いなくできない。
頭ではわかっても、自分ではできないのだ。
できるようになるためには、
何度も何度も自分でボールを投げ込むしかない。
「わかる」を「できる」にするためには、
とにかく反復して体得するのだ。
勉強も同じことがいえる。
授業を受けて内容や解き方がわかったとしても、
テストが完璧にできるわけではない。
できるようになるためには、
きちんと自分の頭で考えながら手を動かして、
何度も何度も反復することで、
ようやくできるようになる。
生徒たちを見ているとよくわかるのだが、
勉強ができる生徒とできない生徒の違いは、
反復量の差にある。
勉強ができる生徒は、
「まぁ、これくらいで大丈夫っしょ」
という妥協を一切しない。
何度も何度も解いて、
「まだ完璧にできないかも・・・」
と考えて、
また何度も解いて、
「もうこれで絶対に大丈夫!」
というところまで、
何度もやり込んでいる。
これは人生についてもいえることで、
例えば、
「人に親切にした方がいい」
といくら心でわかっていても、
実際に行動しないと何も変わらない。
そして、その行動を何度も何度も反復しないと、
習慣としてできるようにはならない。
生徒たちには常日頃から、
「わかるとできるは違う!」
「反復が一番大事!!」
ということを伝えている。
生徒たちは学生だから勉強というフィールドの上で、
私は経営者だから社会というフィールドの上で、
それぞれに大切なことを反復していければと思う。