授業の形態として、
大きく分けて「集団授業」と「個別授業」がある。
どちらもメリットとデメリットがあるが、
私は「集団授業」の方が
生徒たちにとって良い形態だと考えている。
「個別授業」の場合、
その生徒1人のペースに合わせて授業ができるというメリットがあるが、
モチベーションはその生徒1人によるものになってしまう。
一方、「集団授業」の場合、
生徒1人だけのペースに合わせて授業ができないかもしれないが、
モチベーションはクラスの雰囲気で変化する。
例えば、
ある生徒が塾を休みたかったとする。
なんかやる気出ないな~、と。
これが自分1人だけの場合、
そのまま休むかもしれない。
ところが、同じ塾に通う同じクラスの友達がいた場合、
「やる気が出ないかもしれないけど、
授業を受けたらきっと学ぶことがあるから
一緒に行こうよ!」
と友達に言われたら、
おそらく塾に来るはずだ。
もちろん、逆も然りで、
「一緒に休もうぜ~」
と友達に言われたら、
塾に来ないだろうけど。
だから、クラスの雰囲気がいい場合、
クラス全体のモチベーションは、
みんながみんな相乗効果で高くなる。
これは塾に来る、来ない、だけの話ではなく、
宿題をやるとか、
テスト勉強をやるとか、
受験に向かう気持ちとか、
いろいろなところで作用してくる。
だから、クラスの雰囲気次第で、
1+1+1+1=無限大
のようになる可能性だってあるのだ。
だから、私は「集団授業」の方が、
生徒たちにとって良い授業形態だと思うのだ。
宮崎塾の場合、
授業の最初に小テストをすることが多いのだが、
生徒に自己採点をしてもらった後に、
必ず1人1人の答案を見て回る。
そして、正解していたら
「オッケー――!!」
とか
「よくできとるよ!!」
とか言いながら、褒めている。
すると、できなかった生徒は心の中で
『やっべぇ』
という感情になると思うのだ。
それを繰り返している内に、
全員がちゃんとやってくるようになる。
また、基本的に北高生は真面目な子が多く、
北高生しかいない宮崎塾の自習室は、
雰囲気が非常に良い。
みんな一生懸命勉強しているから。
『1+1+1+1=無限大』
みんながみんなで高め合える、
これからもそんな塾でありたい。