生徒たちは、
体育祭の応援練習が連日続いていて、
疲れがたまっている。
この暑い炎天下の中、
応援練習を行っているのだからそりゃ疲れるよね。
私も北高生だったので、
応援のきつさはよくわかる。
特にリーダーはきついと思う。
で、そうなると、
当然のことながら眠くなる。
毎年のことなんだけど、
体育祭前のこの期間は、
自習室で突っ伏して寝ている生徒の数が激増する。
それはもう仕方のないことなんだけど、
ただ、せっかく自習室に来ているのだから、
できるだけ効率よく寝て、
効率よく勉強をしてほしいのだ。
一番よくないのが、
うつらうつらしながら勉強をすること。
眠気が取れない上に、
勉強にもなっていない。
ただただ時間だけが過ぎて行ってしまう。
それなら潔く寝て、
すっきりした頭で勉強をした方がよい。
寝る上で大事なことは、
15分以上寝ないことだ。
15分以上寝てしまうと深い眠りに入ってしまい、
よけいに起きづらくなってしまう。
しかも、仮に1時間寝てしまったとしたら、
自習室という最高の環境にいながら、
勉強をまったくできていない1時間になってしまう。
それはあまりにももったいない。
だから、必ず15分以内に起きること。
そして、顔を洗ってくるなり、
ブラックガムをかむなり、
階段を歩くなり、
テラスに行って踊ってくるなりして、
工夫して目を覚ます。
それでもまた耐えきれない眠気が来たら、
そのときもまた15分以内に設定して寝ればいい。
きつい状況のときこそ、
周囲と差がつく。
疲れているのはよくわかる。
眠いのもよくわかる。
その状況の中で、
がんばり続ける精神を養ってほしい。
それは大人になったときに、
必ず役に立つ精神だからね。