宮崎興治の生徒に!保護者へ!塾内日誌!

BLOG勉強と部活について

2012.08.31

昨日は高1の授業の日だったのだが、欠席が多かった。

まぁ、授業はすべて録画してあるので、

後日その録画をみれば問題ないのだが、

やはり生の授業を受けるのが一番いい。

欠席の理由はさまざまだったのだが、

「部活の試合が近いので休みます」

という生徒が2人いた。

もちろん部活はがんばってほしい。

私も高校時代は運動部で毎日部活に出ていたので、

部活の大切さはよく知っている。

人間関係や礼儀など、学ぶことは多い。

ただ、尾道北高校の生徒は、

勉強よりも部活を優先してはいけないと思う。

尾北は進学校であり、スポーツ校ではない。

もし部活を最優先にして、

勉強するよりも部活!という生活になるのならば

尾北ではなくスポーツ校に行けばいい。

将来、そのスポーツのプロになるのならば、

スポーツ校にいって勉強を少しだけやりながら部活をバリバリすればいいのだ。

でも、尾北はそうじゃないでしょ?

スポーツのプロを目指す人が通う学校じゃないでしょ?

別に部活をするな、と言っているわけではない。

部活は精一杯がんばった方がいい。

ただ、優先順位の1位を勉強におくべきだ、と言っているのだ。

私はこれまで多くの生徒を見てきたが、

受験生が口をそろえて言うことがある。

それは、

「高1や高2のときにもっと勉強しておけばよかった・・・。」

だ。

では、生活の優先順位を

勉強におく生徒と、部活におく生徒を考えてみよう。

まずは、勉強を最優先に考えている場合。

普段の部活や試合前など、自分の勉強を最優先にしているので、

周りの仲間よりも練習時間が少なくなるかもしれない。

だからレギュラーにはなれないかもしれない。

ただ、自分のできる範囲で部活をがんばってはいる。

やはり部活は楽しい。

やがて高3になり、部活を引退する。

学校のムードが受験一色になる。

これまで勉強は手を抜かずに頑張ってきたので、

志望する大学にも手が届きそうだ。

やがて受験当日を迎える。

第一志望大学に合格するかもしれないし、合格しないかもしれない。

ただ、合格しなかった場合でも、第二志望大学には入れる。

その第二志望大学でも自分のやりたいことができそうだ。

今まで勉強をがんばってきてよかった。

次に、部活を最優先に考えている場合。

普段の部活や試合前など、部活を最優先にしているので、

周りの仲間よりも練習時間が多い。

部活以外でも自主練習をしているからメキメキ上手くなる。

だからレギュラーは確実だ。

ただ、部活を頑張っている分、勉強はおろそかになっている。

まぁそのうち何とかなるだろう。

やはり部活は楽しい。

やがて高3になり、部活を引退する。

学校のムードが受験一色になる。

これまで勉強はあまり頑張ってこなかったので、

志望する大学には手が届きそうにない。

部活を引退し、勉強一色になったときに初めて思う。

「なんで自分はもっと勉強をしてこなかったんだろう・・・。」

やがて受験当日を迎える。

第一志望には到底届かないが、

ランクを下げた大学に合格するかもしれないし、合格しないかもしれない。

合格しなかった場合は、すべり止めの大学に入るしかない。

ランクを下げた大学や、すべり止めの大学に入っても、

あまり自分のやりたいことができそうにない。

でももう仕方ない。

今まで勉強をしてこなかった自分が悪いのだから。

私がこれまで見てきた生徒を総合すると、こんな感じだ。

もちろん当てはまらない生徒もたくさんいる。

部活で県大会で優勝しつつ、勉強もよくできる生徒もいる。

ただ、私が言いたいのは、

「進学校の最終的に行きつく戦場は受験」

ということだ。

最後の決戦の場が受験なのに、

勉強を最優先にした生活をしていないと、

後悔するのは目に見えている。

ここで書いたことをもっと具体的にしたものを、

次回の高1の授業で話そうと思う。

後悔しないために、意識を変えてほしい。

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