先日、ある高2の生徒が相談してきた。
生徒
「もっと勉強をするために睡眠を削ろうと思うんですけど、
何時間睡眠を取ればいいですか?」
私
「睡眠を削るのは最後の手段だよ。
まずは毎日のムダな時間を勉強に回すことじゃね。」
生徒
「ムダな時間ですか?」
私
「そぉ。携帯をいじったり、友達とダラダラ話したり、
乗り物を待っていたり、そういう時間。」
生徒
「あー。」
私
「まずはそういう時間を全部勉強に回す。
そうすればかなり勉強時間は取れるよ。」
生徒
「そうですね。」
私
「それでも時間が足りないようなら、最後に睡眠を削る。
睡眠を削って勉強をしたとしても、授業中に眠くなったら逆効果だから。」
生徒
「わかりました。」
睡眠は大事だ。
眠っているときに記憶が整理されるし、
睡眠を十分にとることで、翌日の授業を集中して受けることができる。
それに睡眠を削って勉強をするようになると、
毎日の継続が難しくなる。
私は高3のときに、1日3時間睡眠であとは全て勉強、
という過酷な期間を過ごしたことがある。
約3か月間くらい。
でもあれは入試直前だったから何とかなったのだ。
しかも、ナゾの腹痛に襲われたり、目が見えなくなったり、
色々と弊害が出たのも事実だ。
だから睡眠を削ることは最後の手段だ。
安易に睡眠を削るよりも、
まずは今の生活を見直してほしい。
トイレにいるとき、お風呂に入っているとき、
まだまだ勉強はできるはずだ。
センター試験までもう365日を切った。
高2の生徒たちも、後悔のないようがんばってほしい。