高3に話したことだが、
科目には特性がある。
大きく分けて、
数学と英語は「理解型」、理科と社会は「暗記型」だ。
もちろん、英語の中に暗記の要素があったり、
理科の中に理解の要素があったりするので、
全部が全部ではないのだが、
大きく分けるとこうなる。
「理解型」の科目は、
理解することが大切になってくるので、
習得するまでに時間がかかる。
しかし、いったん理解してしまえば、
そう簡単には忘れない。
だって、丸暗記じゃなくて、理解しているから。
一方、「暗記型」の科目は、
暗記することが大切になってくるので、
理解することに比べたら時間はあまりかからない。
しかし、忘れやすいという欠点がある。
だって、理解じゃなくて、丸暗記しているから。
まとめると、
「理解型」の科目は、伸びにくくて下がりにくい。
「暗記型」の科目は、伸びやすくて下がりやすい。
だから、受験の前半の時期は、
「理解型」の科目を中心にやるとよい。
たっぷり時間をかけることができるし、
いったん上がってしまえば、
そうそう下がることはないので。
受験の後半の時期は、
「暗記型」の科目を中心にやるとよい。
センター試験本番までに一気に上げることができるし、
勉強する期間が短ければ、
忘れる期間も短いことになるので。
10月に入り、
センター試験本番まで残り106日になった。
個々の教科の完成度にもよるが、
一般的には「暗記型」の科目に力を入れる時期だ。
つまり、理科と社会。
とにかく詰め込みまくるのみ。
センター試験まで残り100日を切ると、
一気に時間の流れを早く感じるようになる。
現役生はこれからまだまだ点数は伸びるので、
人生の中で一番がんばってもらいたい。
それで人生が大きく変わるからね。
がんばろうね。