宮崎興治の生徒に!保護者へ!塾内日誌!

BLOG心に残っている言葉

2013.10.21

私は「プロフェッショナル」という番組が好きなのだが、

未だに覚えている言葉がある。

私がまだ宮崎塾を作る前のことなので、

もう3年以上も前に見た番組だ。

数年も前のことなのに、

いまだに覚えている。

その言葉が心に刺さって離れなかった。

「プロフェッショナル」という番組は、

毎回何かのプロを取材しているのだが、

そのときはクツ職人の回だった。

ぼんやりとしか覚えていないが、

確かこんな話だったと思う。

大手靴メーカーで働いているある若者が、

会社を辞めて、本場イギリスに留学して学びたいと思った。

そのことを上司に相談したところ、

「会社を辞めるのではなく、1年間の休職にしたらどうか」

と言ってきた。

しかし、1年間という短い期間で本当に学びきれるのか不安だった。

一方、会社を辞めたら日本に帰ってきたときに、

働く場所がなくなってしまう。

その若者はとても迷った。

迷った末に、尊敬する先輩に相談した。

すると、その先輩はすぐに言った。

「辞めればいいじゃないか」

そして、この言葉を言った。

「得るは捨つるにあり」

大きなことを得るには、何かを捨てなければならない、と。

その言葉を胸に、

その若者は会社を辞め、イギリスへ渡った。

会社という大きなものを捨てたその若者は、

イギリスで人の何倍も努力した。

そして日本に戻ってきて、大成功した、という話し。

私が宮崎塾を作った最初のとき、

不安で不安で仕方なかった。

当たり前のことだが、

仕事を辞めたら収入は0になる。

そして塾を作るとなると、

数百万円は簡単に吹き飛んでいく。

そんなリスクを重ねてまで塾を作ったとしても、

生徒が来てくれる保証なんて何もないのだ。

だから、もし生徒が全然来てくれなかったら、

あと何日生きていくことができるのかを

最初に計算していた。

そして、1日が終わるごとに、

「あと〇〇日で塾が潰れる」と思っていた。

それくらい不安だった。

そんなときに心の支えになったのが、

「得るは捨つるにあり」

という言葉だ。

私は学校の先生という大きなものを捨てた。

だから、絶対に宮崎塾を存続させたいと思い、

毎日必死にがんばった。

大きなことを得るには何かを捨てなければならない、

そう何度も何度も自分に言い聞かせて、

必死にがんばってきたのだ。

今、高3は受験前で大変だと思う。

でも、何かを捨てた分だけ、

大きな結果を手に入れることができる確率が高くなる。

例えば、

テレビを見る時間、

携帯電話をさわる時間、

遊ぶ時間、

友達と話す時間、など

1日の中で勉強以外の時間をどれだけ捨てれるか。

捨てれば捨てた分だけ勉強時間にあてれるので、

第一希望の大学に合格できる確率が高くなる。

センター試験まで残り88日。

勉強以外のものをできる限り捨てていこう。

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