宮崎興治の生徒に!保護者へ!塾内日誌!

自分の人生は自分で決める

中学受験や高校受験での志望校選びは、

親や先生に言われたからという理由が大きいと思う。

なんで尾道北高校に入ったの?

という質問をすると、

親に言われたから

学校の先生に言われたから

中学のときに成績が良かったから

という回答が多い。

小学生や中学生はまだまだ自分で考えることが難しいので、

これはこれで当然のことなのだと思う。

それに対して大学受験。

親や先生の言うことも聞いた方がいいが、

一番大切なのは、自分の意思だと思う。

行く大学によって大きく人生は変わるから。

それに、高校3年生にもなれば、

自分の人生を自分で考えることができるはずだ。

ぼんやりとでもね。

何がやりたいのか、

何を学びたいのか、

どんな仕事に興味があるのか、

どの場所で過ごしてみたいのか、

これは自分にしかわからない。

人が何と言おうと、

自分のことは自分にしかわからないのだ。

ある人はAということに興味があるだろうし、

別のある人はBということに興味があるだろう。

どちらが正しいわけではなく、

それぞれが自分の思う方向に進めばいい。

最近、よく推薦入試の相談を受ける。

推薦を受けるべきか、受けないべきか。

推薦にはメリットもあれば、デメリットもある。

受験をする回数は増えるが、

その分、推薦書類や面接・小論などに時間を取られ、

英数国理社の勉強時間が減少する。

推薦で合格すれば、推薦を受けて良かったと思うだろうし、

推薦で不合格になれば、推薦を受けなければ良かったと思うだろう。

これは結果が出てみないとわからない。

私の基本的な返事は、

推薦を受けた方がいいとも、

受けない方がいいとも言わない。

自分の人生を決めるのは自分だからだ。

推薦を受けたときのメリット、デメリットは伝えるけどね。

いろいろな人の意見を聞くのは大切だ。

でも、人の意見を決定打にしてはいけない。

それらの意見を踏まえて、自分はどうしたいのか。

自分はどのような人生を歩みたいのか。

そこを考えないといけない。

高校生はまだ社会に出たことがないから、

ぼんやりとしか世の中のことはわからないと思う。

そんな中で決断をするのは大変だろうとも思う。

でも、自分のことは自分が100%責任を負った方がいい。

親があんなことを言ったから失敗した、

先生がこんなことを言ったから失敗した、

そんな風に思っしまったら、

人生は確実に悪い方向に進んでしまう。

そうではなく、

もし万が一、自分の思うような人生にならなかったとしても、

自分が決めたことだから仕方ない、

そんな風に思えたら、人生はきっと良い方向に進んでいく。

どの道に進むのが正しい、正しくない、ということではない。

自分が選んだ道を、正しいと思えるようにすることが大切なのだ。

まだわからないことも多いと思うが、

自分の人生は自分で決めていこう。