私は高校時代、そこそこ勉強を頑張ったのだが、
高校3年生のときは死ぬんじゃないかというくらい勉強した。
私は国公立理系型の受験スタイルで、
センター試験で英語、数学、国語、物理、化学、政経、(地理)
2次試験で英語、数学、物理、化学
が必要だった。
高3になってざっくりとした計画を立て、
〇月~〇月の期間は重点的に物理をする、
といった具合に勉強をしていた。
しかし、科目数が多かったので、
重点的に勉強をする科目を作っても、
なかなか時間を取ることができなかった。
で、高3の10月の中旬頃、
どうしても化学だけ仕上げる時間がなかった。
学校からは毎日課題が大量に出るし、
数学は毎日必ず入試問題を解いていたし、
仕上がった科目のメンテナンスもしなければならない。
そんなこんなで化学に時間を取れなかった。
でも、化学を仕上げなければ志望大学合格はあり得なかった。
というわけで、
高3の10月中旬頃、
私はある決断をした。
それは、睡眠時間を削るということ。
ただでさえ、毎日5時間しか寝ていなかったのに、
そこから2時間もの睡眠時間を削って化学の勉強にあてた。
つまり、睡眠時間は3時間のみ。
深夜2時に寝て、早朝5時に起きていた。
毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日。
そんな生活を続けていたので、
2度、病院に運ばれた。
1度目は謎の腹痛。
2度目は目が見えなくなったから。
どちらも原因はストレスだった。
それがちょうどこの時期。
11月初めだったことを覚えている。
あの頃の私が唯一幸せを感じる瞬間は、
布団に入るときだった。
深夜2時まで勉強をして、
重い重い体を引きずって布団に入る。
そして、
「これで今日はもう勉強をしなくていいんだ・・・」
と思うと、最高に幸せだった。
まぁ、その3時間後に目覚まし時計が鳴り、
また1日が始まっていたわけだけれども。
さて、今、高3は勉強を一生懸命がんばっていると思う。
睡眠時間を削ることは体にも頭にも良くないので、
あまりお勧めはしない。
ただ、布団に入った瞬間、何を思っているだろうか。
「今日も1日やりきった」
「もうやり残したことはない」
など、充実感や幸福感に包まれていたら、
限界まで勉強しているのだと思う。
センター試験まであと75日。
まだまだやれる。
まだまだ伸びる。
自分の限界まで勉強しよう。