大学入試は数点の差で合格か不合格かが決まる。
自分と同じくらいの偏差値の受験生が全国から集まってくるので、
みんなほとんど同じ点数になってしまうのだ。
まさに1点が命運を分ける戦い。
今日はそのことを改めて思い知らされる出来事があった。
3か月前に卒業した生徒Aくん(仮名)から連絡があり、
合格した大学で得点開示があったので、
その結果をメールで送りますとのこと。
センター試験が終わってから2次試験までの期間、
Aくんが解いた過去問の添削をしていたのだが、
とにかく計算ミスやらうっかりミスが多かった。
せっかく知識はあるのに得点が伸びない、
そんな感じだった。
だから、とにかく見直しをするように繰り返し言った。
そして、見直しを含めた練習を繰り返した。
2次試験が終わり、
入試問題を持ってAくんが塾にやってきた。
どうだったか聞くと、
「あまりできませんでした・・・」
とのこと。
ざっと私がその入試問題を解いたところ、
確かにきびしい。
いくつかうっかりミスも見つかった。
合格か不合格か、まさに半々といった感じだった。
運命の合格発表の日、
なんとAくんは合格していた!
2人でものすごく喜んだのを今でも覚えている。
そんなAくんの受験の得点が送られてきたのだ。
センター試験と2次試験を合計して1200点満点の試験。
で、合格最低点とAくんの得点が書いていたのだが、
なんと、あと1.15点でAくんは不合格になっていたのだ!
こわっっ!!!!
超こわい。
センター試験で、どれか1問でもミスしていたら、
その瞬間に不合格だったのだ。
合格していたから良かったものの、
まさに合否は紙一重。
1点が命運を分けるとはこのことだと思い知らされた。