来週の今日、センター試験1日目が終わっている。
そう考えると、センター試験本番まであっという間だ。
センター試験はマーク式なので、
途中の思考過程など関係なく、
答えさえ合っていれば点数がもらえる。
だから、私は生徒たちに、
わからなくても何かにマークしろ、と言っている。
これは数学に限らず、どの教科でもだ。
白紙で出したら確実に0点だが、
何かをマークすれば点数がもらえる可能性は0ではない。
しかも数学に限っていえば、
勘で正解する可能性を上げることができる。
例えばルートの中の数を問われているとき、
それが1ケタの数であれば、入る数字は
2、3、5、6、7
のどれかに限られる。
0はあり得ないし、
ルート1は1になるし、
ルート4は2になるし、
ルート8は2ルート2になるし、
ルート9は3になる。
だから5択にまで絞り込むことができる。
他にも、図形の問題で長さや角度が問われているとき、
図をそこそこ丁寧に書きさえすれば、
目測で答えが大体わかる。
ベクトルで内積を問われたら、答えが0の可能性が高いし、
2ケタの角度は30度、45度、90度、のどれかの可能性が高い。
まぁ他にも邪道なテクニックはたくさんあるが、
とにかく答えさえ出せればいいので、
これらのテクニックも生徒たちに教えてきた。
この教えを忠実に守っているからか、
かなり高い的中率で正解を見抜く生徒がいる。
私
「ここだけ突然正解しているけど、どうしてわかったの?」
生徒
「面積を答える問題なので、6分の1がつく公式を使うのかなと思って、
勘で6分の1と答えました。」
私
「おぉ、すごいね!
んじゃこれは何で正解がわかったの?」
生徒
「2っぽいからです。」
私
「おおぉぉ。んじゃこれはなんで正解したの?」
生徒
「これは勘だけです。」
100点満点のテストで、
実に勘だけで10点近くも稼いでいる。
もちろん普通に解けるところはきちんと解いた上で、だ。
これがセンター試験本番も合えばいいのだけれど。
残り7日、まだまだ点数は上がる。
がんばろう、みんな!!