大学受験は満点を取る必要はない。
合格最低点を1点でも上回れば合格する。
だから、ただガムシャラに勉強するのは効率的ではない。
きちんと戦略を立てることが必要だ。
センター試験が終わり、
自分のセンター試験の点数が確定した。
センター試験の点数 + 2次試験の点数
の合計得点で国公立大学の合否が決定する。
センター利用の私立大学についても同様だ。
この時期の受験生は赤本を解きまくっていると思うが、
赤本には、その大学の合格最低点が記載されていることが多い。
大体過去3年分くらいの合格最低点の平均値を取れば、
ほぼ正確な合格最低点として信用することができる。
その合格最低点から自分の取ったセンター試験の点数を引くと、
2次試験でどれだけの点数を取ればよいかが計算できる。
では、その点数をどうすれば取れるかを考えるのである。
例えば、英語100点、数学100点、理科100点、という配点の中で、
160点取れば合格最低点を超えることができるとする。
自分の得意不得意を考えて、
そして、赤本を解いた感触を考えて、
それぞれの科目に目標の点数を割り振っていく。
英語はあまり得意ではないので40点、
数学は得意なので70点、
理科は普通なので50点、
これで合計160点だから合格できる、という具合に。
そこから、英語を40点取るためにはどうするか、
などを考えて勉強をするのである。
こうすると合格までのゴールが明確なので、
モチベーションも上がるし、
目標と現状のギャップを客観的に認識することができる。
私立大学の受験はもう始まっている。
高3のみんなには後悔のないよう、
ラストスパートをしっかりがんばってほしい。