宮崎興治の生徒に!保護者へ!塾内日誌!

今年を振り返ってみて

今年も残すところあと3時間。

私は今も塾にいて、

明日の授業の予習をしていて、

生徒たちも自習室でまだ勉強している。

いつもの宮崎塾の風景なので、

なんか全然年末という気がしない。

まぁ今年最後の日ということなので、

とりあえず今年を振り返ってみようと思う。

今年は私にとって挑戦の年だった。

宮崎塾が尾道に誕生した年なのだから。

成功するかなんてわからない。

生徒が来るかもわからない。

食べていけるのかすらわからない。

そんな状況の中、

私がこれまで貯めてきたお金を全部使って、

人生のすべてを賭けて宮崎塾を作った。

『成功の反対は失敗ではない。
 何もしないことだ。』

私が25歳のときに出会った言葉だ。

これまで数えきれないほどの本を読んできたが、

この言葉が一番心に残っている。

31歳になった今でも覚えているくらいだから。

これで失敗したら仕方ない。

もし塾がダメになったら、ダメになったときに考えよう。

人生が終わるときに後悔だけはしないように、

やりたいことをやれるだけやってみよう。

そう決心して宮崎塾を作った。

何もかも0からのスタート。

テナントを探し、

塾の経営方法を考え、

ホームページやパンフレットを作り、

時間割りを考え、

必要なものを購入し、

他にもいろいろなものを、

1つ1つぜんぶ手作りで作っていった。

最初、生徒は誰もいなかった。

だから朝から晩まで誰も来ない日がたくさんあった。

朝から晩までずっと1人ぼっちだった。

数学を教えたくても教える相手がいなかった。

進路の相談に乗ることも、

お菓子を配ってあげることも、

自転車をキレイに並べ直すことも、

冗談を言い合うこともできなかった。

誰も見ていないブログを書き、

誰も受けない授業の予習をし、

誰も来ない塾の掃除をした。

いつか宮崎塾にたくさんの生徒が来てくれることを願って。

不安に押しつぶされそうな日々の中、

少しずつ生徒が来てくれはじめた。

まだ数名しかいない生徒。

その生徒たちに魂を込めて数学を教えた。

私にとってその生徒たちが全てだったから。

ただ、ただ、来てくれるだけで嬉しかった。

宮崎塾に来てくれて、

私に出会ってくれてありがとう、と。

あれから9カ月。

今、年末を迎えて塾でブログを書いている。

自習室にはたくさんの生徒。

「年末年始もぜんぶ仕事ですか?
 大変ですね~!」

以前勤めていた会社の方とか、先輩とか、友人とか、

何人かの人にそう言われた。

確かに大変だ。

今日も授業の予習を何時間もしていたし、

授業で使うプリントを作っていたし、

それに明日は元旦なのに朝からずっと授業だ。

でもいいんだ。

願いが叶ったから。

数学を教えることができる。

進路の相談に乗ることも、

お菓子を配ってあげることも、

自転車をキレイに並べ直すことも、

冗談を言い合うことも、今は全部できる。

ブログを見て感想を書いてくれる人がいて、

授業の予習をしたら授業を受けてくれる生徒がいて、

塾の掃除をしたら生徒たちが気持ちよく使ってくれる。

だから大変でも全然いいんだ。

みんなありがとう。

なんか、いろいろ思い返していると涙が出てきた。

この1年、感謝しかないです。

さて、明日も朝から授業!!

年末だけど晩ごはんはトウフ!!

明日の授業のために今日は早く寝る!!

年末とか、元旦とか、そんなの全然大したことじゃない。

本当に大切なのは生徒たち。

生徒がいて、保護者の方がいて、

だから今の私があるのだ。

元旦くらいは休みたい、なんて言えるはずもない。

来年は生徒たちとどんな1年になるかな。

みんなで素敵な1年が過ごせますように。

今年1年、たくさんの方に本当にお世話になりました。

来年もどうぞよろしくお願いいたします。