経済学の用語に「比較優位」というものがある。
簡単に言うと、
みんながそれぞれに得意なことをやって助け合えば、
みんなに利益があるでしょ、という感じだ。
例えば、A国とB国があるとする。
A国はピーマンを作るのが得意で、ニンジンを作るのが苦手。
B国はピーマンを作るのが苦手で、ニンジンを作るのが得意。
1日の生産量が、
A国はピーマンを100個、ニンジンを10個
B国はピーマンを10個、ニンジンを100個
だったとする。
それぞれの国が独立して生産をしていた場合、
A国もB国も110個の野菜しか手に入らない。
ところが、
A国がピーマンだけを作れば1日で200個生産でき、
B国がニンジンだけを作れば1日で200個生産できる。
これをA国とB国で分け合えば、
A国もB国も200個の野菜が手に入る。
これが比較優位を単純にした例だ。
さて、私は数学のプロだ。
だから私はピーマンやニンジンを作ったりしないで、
数学に専念することが望ましい。
だから毎日毎日数学を教えている。
じゃあ、私が数学を輸出していることに対し、
何を輸入しているか。
それはね、感謝の言葉。
生徒が
「先生のおかげで点数が上がりました!」
と言ってくれることや
保護者の方が
「宮崎塾に入れてよかったです」
と言ってくれることなど、だ。
今日もある保護者の方から、
開塾1周年のメッセージを頂いた。
本当にありがたい。
私は数学を輸出して、感謝の言葉を輸入する。
私ががんばって数学を教える。
すると感謝の言葉を頂ける。
感謝の言葉をもらえるとすごくやる気になる。
だからもっとがんばって数学を教えるようになる。
すると感謝の言葉を頂ける。
(以下繰り返し)
あぁ・・・、なんて素敵な循環だ。
お互いがハッピーであるために、
明日もあさっても全力で数学を教えようと思う。
Aさんのお母さん、
今日は本当にありがとうございました。