AさんとBさんがいるとする。
2人とも高校陸上部のマラソン選手だとしよう。
Aさんはもともとマラソンが得意で、軽く30kmは走れる。
Bさんはあまりマラソンが得意ではなく、
一生懸命がんばっても20kmしか走れない。
Aさんは全力を出せば50kmは走れるのに、
少し手を抜いて毎日45kmしか走っていない。
一方のBさんは毎日全力で20kmを走っている。
走っている距離はAさんの方がBさんの倍以上。
でも、Aさんは毎日手を抜いているので、
少しずつ筋力が衰えてくる。
一方のBさんは毎日全力なので、
今日は21km、1週間後は22km、というように、
少しずつ走れる距離が伸びてくる。
1年後にはBさんがAさんよりも走れるようになるかもしれない。
何が言いたいか。
それは、全力を出すことの大切さだ。
もともと持っているものは人それぞれ。
計算が早い人もいれば、計算が遅い人もいる。
運動が得意な人もいれば、運動が苦手な人もいる。
どんなことに対しても、人それぞれスタートラインは違うが、
自分なりに全力を出しているか、出していないかで、結果は大きく変わる。
つまり、自分を伸ばすか、伸ばさないか。
勉強ももちろんこれに当てはまる。
現時点での偏差値は人それぞれだ。
でも、自分の中の全力を出していれば必ず伸びる。
自分の中の全力を出していなければあまり伸びない。
むしろ偏差値は下がるかもしれない。
だから、それぞれがそれぞれの全力を出し切ることが大切なのだ。
もちろん、仕事だってそうだ。
全力で働いている人と、全力で働いていない人の差は大きい。
1日1日の差は微差であったとしても、
1年後、10年後、差はどんどん広がっていく。
だから私は毎日全力だ。
というか、全力でなければ、たった1人だけで塾を経営し続けることはできない。
私自身も、生徒たちも、全力で毎日を頑張れるような塾でありたい。