面倒なこと、やりたくないこと、
生きているとそんなことがたくさんある。
それは大人でも子供でも同じだ。
何かやりたくないことがあったとき、
選択肢は2つある。
1つ目は、やりたくなくても今やること。
2つ目は、やりたくないので先延ばしにすること。
やりたくないことなので、
先延ばしにしてしまいがちだが、
先延ばしにしてしまうと
どんなことが起こるかを書いてみようと思う。
ものすごく広い会議室で、
たくさんの人が席に座って会議をしているとする。
そのたくさんの人は、なんと全て自分だ。
最前列の一番端の人は、今日の自分。
その隣には、明日の自分。
その隣には、あさっての自分。
そんな具合に、未来の一生分の自分がみんな集まって、
会議をしているのだ。
後ろの方の席になると、
おじさん(おばさん)になった自分、
おじいさん(おばあさん)になった自分も座っている。
議題は、今日の自分がやりたくないことについて。
例えば、今日の自分が宿題をやりたくなかったとする。
今日の自分が言う。
「あのさー、宿題やりたくないんだよねー」
すると明日の自分が言う。
「いやいや、それならオレもやりたくないよ!」
さらにあさっての自分が言う。
「え?君たちがやらないならオレもやらないよ。」
こんな具合にどんどんやりたくないことが次の人に回される。
最終的におじいさんの自分まで回ってきて、
おじいさんの自分がこう言う。
「えぇ~~?ワシがやるの?若い人がやるのがスジでしょ~。」
さらにどんどん次の人に回されて、
死ぬ寸前の自分がこう言う。
「・・・ムリ。こんな状態で宿題なんてできるわけないじゃん。」
そんなこんなで、結局だれも宿題をやりませんでした、と。
何が言いたいか。
今日の自分がやりたくないことは、
未来の自分もやりたくない。
しかも、日にちが経てば経つほど、
やりたくない度合は増していく。
だって、過去の自分がやらなかったツケを、
今の自分が全部取らされるわけだから。
だからね、今日やれることは今日やる方がいい。
では、もし今日の自分が宿題をやったとしたら、
会議室ではこんな会話になるはずだ。
今日の自分
「宿題はやりたくないけど、オレ、がんばってみるよ」
明日の自分
「おおぉおお!!!なんて素晴らしいことを言うんだ!!
オレも自分のできることを頑張るよ!!」
あさっての自分
「よっしゃ、んじゃ、自分もできることをがんばろう。」
おっさんの自分
「いやー、君たちのおかげで幸せな人生を歩んでいるよ」
おじいさんの自分
「ワシ、幸せ。」
死ぬ寸前の自分
「・・・悔いはない。ありがとう。」
と、まぁ、こんな感じ。
未来の自分にお礼を言ってもらえるように、
やりたくないことでも今やることが大切なんだよ。
今日さぼったら、未来の自分も多分さぼる。
今日がんばったら、未来の自分も多分がんばる。
人生はその連続だ。
そんな妄想をしながら、
今も黙々と本を書く私であった。
がんばれ、今日の自分!!