人間は、同じような人間で集まる。
例えば、人の悪口がキライなAさんがいたとする。
Aさんは悪口がキライなので、
周りの人達が誰かの悪口を言っていても、
Aさんは悪口を言わない。
するとどうなるか。
周りの人達はAさんを遠ざけるだろう。
AさんもAさんで、悪口を言う集団にはいたくないので、
別の集団に移動するだろう。
すると、悪口を言う人は、悪口を言う人で集まり、
悪口がキライな人は、悪口がキライな人で集まる。
だから、人間は同じような人間で集まるようになっている。
人はみんな幸せになりたいと願う。
では、どうすれば幸せになれるのか。
それは、まず自分が人に幸せを与えればいいのだ。
さっき書いたように、
人は同じような人で集まる。
だから、自分が人に幸せを与えれば、
人に幸せを与えるような人が自分の周りに集まってくる。
するとたくさんの人から幸せを与えてもらって、
自分も幸せになるのだ。
実に簡単。
では、人に幸せを与えるとはどういうことか。
それは、人に喜んでもらうこと。
人に継続的に喜んでもらうためには、
自分が人に与える何かを持っていなければならない。
もし、今、世の中から食料が全てなくなったとする。
自分の目の前で誰かが空腹で苦しんでいても、
自分が食料を何も持っていなければ、
食料を分けてあげることはできない。
逆に、自分がたくさん食料を持っていたら、
分けてあげることができる。
だから、人に何かを与えるためには、
まず自分が人に与える何かを持つことが大切だ。
まだ何も持っていない高校生が、
将来、人に喜んでもらえる何かを手に入れるために、
今、勉強をしているんだよ。
勉強をすればするほど、
与えれるものは確実に多くなる。
私は今、
自分の持っているものは、
できる範囲内でできるだけ人に与えている。
知識であったり、言葉であったり、時間であったり。
だから、私はすごく幸せに生きている。
生徒たちにも幸せな人生を歩んでほしいので、
明日からまた、
一生懸命数学を教えていこうと思う。