「不可能」という言葉がある。
ではその「不可能」は、いったい誰が決めるのか?
家族?
友達?
先生?
どれも違う。
「不可能」とは、自分の心が決めるのだ。
あれはできるがこれはできない。
あれは可能だがこれは不可能。
可能か不可能かを決めているのはいつも自分だ。
不可能だと思った時点で、
そのことは絶対に達成することができない。
私が新人サラリーマンをしていたとき、
先輩がこんなことを言っていた。
「俺はもう先が見えている。
このままこの仕事を続けて、
課長か部長になれればいいところかな、ははは」
私は会社に入ったばかりでやる気に満ち溢れていたので、
この言葉にショックを受けたのを覚えている。
一方で、部長と話しをする機会があったときに、
「俺はまだまだ上を目指すぞ」
と言っていたのも覚えている。
当時の私は無知だったので、
いろんな考えの人がいるんだな、
くらいにしか思っていなかった。
今になって思い返してみると、
部長は部長になるべくしてなったのだというのがよくわかる。
だって、その人は会社のトップを目指しているのだから、
部長にはすぐになれるはずだ。
一方、課長か部長になれればいいや、と思っていたら、
会社のトップにはなれないだろう。
誤解がないように書いておくが、
社長になる人がすごくて、
社長にならない人がすごくないとは思っていない。
それぞれの立場で、
立派に仕事をすることが大切だと思うからね。
私が言いたいのは可能性のこと。
部長になろうと思わなければ、
部長になることはできないし、
社長になろうと思わなければ、
社長になることはできない。
そして、それを決めているのは全て自分だ。
プロ野球選手になろうと思ったことがない人が、
気づいたらプロ野球選手になっていた!
なんてことはありえない。
だから、まずは自分の可能性を想像することが大切になる。
「A大学は不可能だ」
そう思った時点でA大学は不可能になる。
「自分ならA大学に絶対に入れる」
そう思った時点でA大学への合格率は跳ね上がる。
どうか自分の可能性を信じてほしい。
きっとできるから。
そして、私自身も自分の可能性をまだまだ信じている。
人のために、
私にできることがまだまだあるはずだからね。