宮崎興治の生徒に!保護者へ!塾内日誌!

比べる相手は誰か

 

「〇〇は俺より勉強ができるんです」

「△△は私よりピアノが上手なんです」

「◎◎は僕よりすごいんです」

などなど、よく聞く言葉だ。

 

世の中にはすごい人がたくさんいて、

自分よりすごい人はたくさんいる。

 

 

私は小学校、中学校と、

勉強はそこそこできる方だった。

 

だから地元で進学校だった

尾道北高校に進学した。

 

高校で出会った人たちは

各中学の成績上位層の人たちで、

中学の時の友達よりも

みんな勉強ができた。

 

ただ、たまたま尾道北高校でも

勉強はそこそこできる方だった。

 

大学は運よく第一志望の大阪大学に

進学できたのだけど、

私は大学に入学して

大きな衝撃を受けた。

 

みんな、めちゃくちゃ頭がいいのだ!!

センター試験(現・共通テスト)の点数を

みんなで言い合おうぜって時があって、

そこにいる数人で点数を言い合ったら、

なんと私が一番点数が低かったわけ…。

というか、

周りのみんなが高すぎなのだ。

 

「宮崎、よくそんな点で阪大に来たね(笑)」

って半笑いで言われたのを今でも覚えている。

 

大学、大学院を卒業して社会人になり、

IT企業に就職したのだけど、

そこでも大きな衝撃を受けた。

 

先輩や上司が仕事ができすぎて、

自分は何もできないってことを

知ってしまったからね。

 

まぁ、今思えば

新入社員だから

仕事ができなくて当たり前なんだけど、

当時の私はショックを受けてしまったわけ。

 

色々あって、

転職をして他の仕事もたくさんしたのだけど、

いつも私より仕事ができる人は

たくさんいた。

ほんとたくさん。

 

自分はなんて小さいんだろうって

劣等感をもつ時期が多かったけど、

本を読む習慣がついてから

劣等感はほぼなくなった。

 

何かの本に

次のようなことが書いてあったから。

 

『人と比べると劣等感が強くなる。
でも、一年前の自分と比べると
できることが多くなったはず』

と。

 

しかも、

1冊ではなく、

何冊もの本に

同じようなことが書いてあったわけ。

 

だから、

私は人と比べることをやめて、

去年の自分・先月の自分・昨日の自分

と比べることにした。

 

今日は数学の参考書を1冊読んだから、

昨日の自分よりちょっと数学力が上がった!

 

今日は本を3冊読んだから、

昨日の自分より人生に対する考えが深まった!

 

今日は席をゆずったから、

昨日の自分よりいい人になった!

 

(宮崎塾を作った最初の頃)
先月は生徒が5人だったけど、

今月は生徒が6人になった!

 

など、

昨日の自分と比べるようにしたら、

周りのことが気にならなくなった。

 

世の中にはすごい人がたくさんいるけど、

昨日の自分より成長できたならOKなわけ。

 

もし、周りと比べる習慣のままだったら、

宮崎塾を作った当初、

心が折れていたと思う。

だって、

最初は生徒が0人だったからね。

 

 

高校生は勉強が重視されるので、

どうしても勉強の偏差値で

周りと比べられてしまうことが多い。

 

高校の中で、また、全国の中で、

自分の位置を確認することは必要だけど、

でも、

比べるのは周りの人ではなく、

昨日の自分にするといい。

 

 

今日は三角関数をがんばったから、

昨日の自分より数学ができるようになった!

 

今日は音読をがんばったから、

昨日の自分より発音が良くなった!

 

そう思いながら、

過去の自分と比べて

できることが増えていったら、

劣等感が少なくなるんじゃないかなと思う。

 

 

せっかく勉強をして

自分を磨いているんだから、

劣等感をもつんじゃなくて

自分の成長を感じてほしい。

 

今日、何かに努力をしたあなた、

あなたは十分素晴らしい(^^)