宮崎興治の生徒に!保護者へ!塾内日誌!

奇跡を起こす方法〜その4〜

(前回の続きから)

 

だから、

もっと広い場所に

塾を移転することにした。

 

でもねー、

尾道って

「アナゴの寝床」

って言われているくらい

せまくて

細長い物件しかないわけ。

 

何件も何件も物件を見て回っだけど

なかなかいい物件が見つからない。

 

諦めかけたとき、

尾道駅裏に

広そうだけど

ぼっろぼろの

お化け屋敷みたいな

物件を見つけた。

 

見つけたというより、

見ていたけど

スルーしていた。

 

見るからにぼろぼろだったから。

 

まぁ、一応見てみるか、

と思って不動産屋さんに問い合わせ、

中を見せてもらってビックリ!

 

お化け屋敷じゃん!!!Σ(゚Д゚)

 

雨漏りをしすぎていて、

屋上の雨水が

1階まで貫通して

落ちてきている・・・。

 

そして

水たまりになって

カビだらけになっている・・・。

 

裏山にある

大量の土砂が

物件の内部に流れ込んできていて

1階の半分が土に埋まっている・・・。

 

歩くとギシギシいって

床が抜けそう・・・。

 

などなど、

もうね、

こりゃ絶対に無理でしょ

っていう物件だった。

 

不動産屋さんいわく

「これまで何人もの人が

この物件を内覧されたのですが

誰1人として契約に至りませんでした・・・」

とのこと。

 

そりゃそうだよね・・・。

 

ただ、

尾道駅裏っていう

生徒たちにとって便利な立地、

何より広いから

自習室がたくさん作れる、

その魅力にひかれて

どうにかできないか考えた。

 

で、

たまたま私の父が

建築業を営んでいるので

「これ、なんとかして欲しいんじゃけど・・・」

ってお願いしたら

最初は

「いやぁ、、、これは、、、」

って感じだったんだけど、

最終的に

何とかしてやるってことになった。

 

ただ、

リフォームするためには

莫大な資金が必要なわけ。

 

だから、

日本政策金融公庫っていう

国の機関に

経営計画書ってのを提出して、

何度も修正させられたけど

どうにか認可してもらい、

震えながらたくさんのお金を借りた。

 

人って、

本当に震えるんだなって思った(笑)。

 

そしてそのお金全てを

リフォームと

新しい塾作りに

費やした。

 

生徒たちが

ちょっとでも

良い環境で勉強できるように。

 

それが

尾道駅裏の

今の宮崎塾。

 

そして、数年経ち・・・

 

(次に続く)