宮崎興治の生徒に!保護者へ!塾内日誌!

夢について

「夢を持ちましょう!」

よく言われる言葉だ。

もちろん夢を持てれば、それが一番いい。

でも、中学生や高校生がこれだ!という夢を持つのは難しいと思う。

理由はかんたん。

実社会を経験していないから。

世の中には何千何万という職業がある。

学校という枠の中でしか生きたことがないのに、

たくさんある職業の中から夢を持て、というのは無理がある。

中学生や高校生が日常的に触れることのできる職業は、

テレビの中で見る職業くらいじゃないだろうか。

だから、アイドルになりたい、とか、プロ野球選手になりたい、とか

そのような夢を持つ子供は多いのに、

証券アナリストになりたい、とか、金型工になりたい、とか

そのような夢を持つ子供は少ない。

これまで何人もの生徒に

「将来何がやりたいのかわからないんです」

という相談をされてきた。

そんなときに私は次のように答えてきた。

「わからなくて当然だよ。

 だって、まだ世の中のことを知らないじゃん。

 だから何となくでいいから興味のある方向に進めばいい。

 ただ、本当に何もやりたいことがわからないなら、

 とりあえず目の前の勉強を一生懸命やることじゃね。

 将来何かやりたいことができたときに、

 そのことをできる可能性が高まるから。」

夢をもちましょう。

多くの大人が子供に言う。

だから夢を持てない子供は悩む。

なんで自分には夢がないんだ、と。

でも私はそれが普通だと思う。

焦る必要なんか全然ない。

何となくやりたいことが見つかれば、

とりあえずそっちに行ってみればいいだけだ。

幸いにも、私には人生をかけてでもやりたい仕事が見つかった。

そして今、その仕事ができている。

それまでの私は迷走しまくっていた。

色々な仕事をしては辞め、再就職しては辞め。

本当にたくさんの人に迷惑をかけてきたし、

自分は生きている価値がないんじゃないのか、

と思ったことさえある。

それでも、今は毎日やりたいことをやって生きている。

私の経験上、夢を持つにはコツがある。

多分、これは正しい。

それは、目の前のことを一生懸命やること。

どんなことでも、自分が一生懸命やらないと好きにはなれない。

ダラダラやってて楽しくなんてなれない。

興味があろうがなかろうが、

とりあえず一生懸命やってみる。

一生懸命やる中で、夢は見つかるのだ。

一生懸命やるから、楽しくなるのだ。

夢を持てない中学生や高校生。

とりあえず勉強も部活も一生懸命やってごらん。

そうすれば、その内自分のやりたいことが見えてくるからね。