私の教え子の中に、
数学の先生を目指している卒業生がいる。
本当にありがたいことなのだが、
「宮崎先生のような先生になりたいです!」
と言って、今も先生になる努力をし続けている。
先日、その卒業生が塾に来てくれた。
塾講師のアルバイトをしているみたいで、
教えることの難しさに試行錯誤しているとのこと。
どんなことに悩んでいるのか色々聞いたのだが、
私が悩んできたこととほとんど同じだった。
私がどのように壁を越えてきたか、
どうすればもっと良い方向に進めるか、
私がわかることを一生懸命伝えた。
あまり時間がなくて、
1時間ほど話しただけだったが、
「がんばります!」
と言って、
来たときよりも晴れやかな顔で帰っていった。
そして思った。
もっと伝えていかないといけないな、と。
おかげさまで、
順調に宮崎塾を経営できている。
たくさんの失敗をしてきたし、
まだまだ試行錯誤の毎日だが、
その中でわかったことがたくさんある。
人としても経営者としても、
まだまだヒヨっ子なのだが、
こうすればもっと良い人生を歩めるよ、など、
そういうことは伝えれることがある。
卒業生にも、生徒たちにも、
もっと伝えていった方がいいな、と。
まぁ、そのための手段の一つが、
本を書くことなんだけどね。
何かいいことを知ったら、
周りに分けてあげた方がいい。
私はそう思っている。
だって、その方がみんなでハッピーになれるから。
1本のろうそくに火が灯っているより、
その1本のろうそくが周りのろうそくに火をわけて、
たくさんのろうそくに火が灯っている方が明るくなるからね。
まぁ、まだ私の中で固まっていない部分がたくさんあるから、
もっと私自身が実践してみて、
そして周りに伝えていければと思う。