高1春期講習が始まりました。いま3日目が終わったところ、ちょうど折り返しといったあたりでしょうか。みんなよく頑張っています。少しずつ塾での過ごし方に慣れていく様子を見て、頼もしく思いつつ、これからの3年間が楽しみです。
春期講習の英語は、第一中間試験に合わせて「中学校範囲の総復習」をテーマにしています。個々の習熟度のバラつきがあるので演習中心の授業にしていますが、どのように勉強を進めていけばいいかを掴みつつ、自分の弱点としっかりと向き合う、ということを意識してもらえればと思っています。また、英語は単語、文法、解釈、英作文、長文、リスニングと多岐に渡り、学校での使用教材もかなり多くなっています。課題管理をきちんとする、ということも併せて早めに身に付けておきたいスキルです。学習時間もそうですが、まずは自分のいまできる最大限を認識し、来る高校生活に向けて備えをしておきましょう。
また、この期間は高2高3の生徒面談も併せて行っています。今の個々の悩みや相談事を共有してもらいつつ、次への目標設定とやるべきことを明らかにして、また意欲を湧かせてほしいと思っています。
状況はほんとうに千差万別、十人十色なので、集団授業で補えない面をこうして補っています。こういう風に考えてたのか、とか、授業で話したことがこんなに響いてくれてたんだな、とか、授業中には見えない一面が見えて、しっかり一対一で話を聞く時間はとても貴重なものです。そうすることで平素の交流ももっと密に濃やかに行うことができますし、良いことしかない……。
良いことしかないんですが、時間がとにかくかかるので、春期講習の合間に面談、とほぼ隙間なく何かしらをしていて、夜は夜で授業準備があるので、講習期間はむしろ通常期より大変で、本を読む時間もなく、泣いています。これ終わったら『プロジェクト・ヘイル・メアリー』読むんだ……。
昨日は一日お休みを取っていたので、上の娘と一緒に過ごしていました。1週間近くろくに相手ができていなかったので、久しぶりにのんびり過ごせて良かった。
来年度、とはいってもあと5日ほどですが、もう小学校に上がります。早いもんだ……。手がかかる子ですが、まぁ明るく元気に育って良かったなぁ、と感慨もひとしおです。
これからあの子に待ち受けるものが、どうか、まぁそこそこで、なんとか乗り切れるくらいの感じで、何事もなくこういい感じに成長してくれ……、と祈ると同時に、小学校大丈夫なのか……うまく過ごせるかな……とここ一年近く漠然と感じていた不安もいまだ存在しています。
大事なお子様を預かる準教育機関に身を置いていますから、保護者の方のご不安が身に染みるほど実感されます。まだ若かったときは理屈としてはわかっていて体感はできていなかったこと。身が引き締まる思いです。4月末には高2高3生対象の保護者会があります。また、そこでご相談などいただけましたら幸いです。
生徒側にも保護者の方側にも新しい環境に突入する不安、まだ見ぬ大学受験へと向かう不安、様々な不安があると思いますが、いろいろな面から少しでもそれを軽減するお手伝いができればと思います。
【本日の一冊】
≪内容紹介≫(Amazonより)
古代ギリシアから最新論文まで、ありとあらゆる「知」を全網羅!
著者が独自に収集・開発した技法「ベスト55」を厳選した「独学本」「勉強本」の決定版!!
(本書の「序文」より)
この本は確かにあまり賢くなく、すぐに飽きるしあきらめてしまう人たちのために書かれた。独学の凡人である私には、これが精一杯である。
しかし独学の達人が書いた書物よりもきっと、繰り返し挫折し、しかしあきらめきれず、また学ぶことを再開したような、独学の凡人であるあなたの役に立つだろう。
≪一言≫
『アイデア大全』『問題解決大全』から続き、ついに……!!!と発刊当時大興奮していたのを覚えています。古今東西ありとあらゆる「学び方」を集め、整理し、まとめあげた言葉通りにもまさに「圧巻」の一冊。その重厚な見た目とは裏腹に読みやすくするような工夫に満ちていて、理論だけではなく具体的手法にまで言及する、その独学者に対する真摯かつ優しい目線に感動していました。めちゃくちゃ分厚いので当然一気に読み切るのは難しいかもしれませんが、気になったところをつまみ読みしたり、困ったときにその悩みに該当する部分を読んでみたり、人生を通して学び続けるためにずっと役に立つ、一家に一冊ぜひ置いておきたい一冊です。