宮崎興治の生徒に!保護者へ!塾内日誌!

【阪田】プロジェクト・ヘイル・メアリー

 

春期講習が終わり、通常授業が始まりました。毎年のことですが、共通テストからここまでほぼノンストップで駆け抜けるので、ようやくほっと一息つけるところです。

 

駆け抜けたご褒美として、買って取っておいた『プロジェクト・ヘイル・メアリー』を読みました。面白い、という前評判を聞いて買っておいたのですが、これが……もう……めちゃくちゃ面白かった……。

 

見た目が結構がっつりしたSFなので敬遠する人も多そうな感じだし、中身も比較的ハードSFなんですが、ストーリーテリングの巧みさからSF慣れしていなくても比較的読みやすいかな、と思います。

 

ネタバレが興を削ぐタイプの本なので、なんらかのネタバレを食らう前に読んでしまいたい。ていうか、帯すらほんとは目に入れたくない。これから読む人は帯を目に入れないように買って、買った瞬間に帯はどこかにしまっておくことをおすすめします。一切の展開を知らずに読んだ方が絶対面白い。映画化も決まっているようなので、公開が近づくとストーリーがある程度割れてしまうので、なるべく早いうちに読んでおいた方がいいと思います。

 

理系という科学的な記述は当然多いのですが、それが学校で学ぶことと地続きになっているのが面白い。お、なんかこの実験見たことある!?っていうシーンがたくさん出てきます。学んだことがこんなにもぶっ飛んだ設定の中でも活きていることがすごく楽しい。進路選択の時に読んでたら理系にしてたかもしれない。そのくらい面白い。

 

ストーリーも二転三転起伏に富み、上巻後半からはもうページを捲る手が止まらないこと必至です。

 

読後感もすこぶる良くて万人にオススメできるし、SF入門にも最適です。

読んだ人とあのシーン良かったよね!!とかネタバレありで話したくなる。

 

近年SFが大豊作なので、これを読んでSFに興味を持ったら、後には『三体』シリーズも控えている……。(『三体』も最高に面白いです)

 

なるべくネタ割らないようにするとこのくらいしかしゃべれない……!もどかしい……!

 

比較的たくさん本を読んでいるほうだと思いますが、ここまでヒットするものはなかなかないので、読んだあとしばらくあ~幸せ~ってなりました。読書はギャンブル。

 

今年もたくさんの面白い本に出会えるといいなぁ。

 

 

【本日の一冊】

アンディ・ウィアー『プロジェクト・ヘイル・メアリー 上』

 

≪内容紹介≫

一切のネタバレを避けたいので省略

 

≪一言≫

読んで!