宮崎興治の生徒に!保護者へ!塾内日誌!

BLOG貸してね、の一言(阪田)

2026.04.06

読書が趣味なのですが、春期講習が終わり受験期からようやくほっと一息、楽しみにしていた、方丈貴恵『盾と矛』を読みました。

読み始めたきっかけは著者買いなのですが、読んでいるのを見かけた娘(10歳)が「あ、それ!テレビでやってたやつ!気になってたんだよね。読み終わったら貸してね〜」と言ってきました。どうやら前日に王様のブランチで特集されていたようで。

これぞ読書好きの親が夢見る瞬間……!

娘が小さな頃から、読書好きになってほしくて、できる限りのことをしてきました。休日には一緒に本屋へ行って「好きな本を選んでいいよ」と好きなものを選ばせて、図書館にも足しげく通いました。家には大きな本棚を置いて、背表紙がいつでも目に入るようにして。誕生日プレゼントにはKindle端末を贈ったこともあります。「本を読む子になりますように」と、半ば祈るような気持ちで、あの手この手を尽くしてきた10年間でした。

それが、こんなふうに実を結ぶとは。読書が好きな子に育ってくれた、ただそれだけのことが、こんなにも嬉しいのか、と我ながら驚いています。

私が読書というものをこれほど大切に思っているのは、本が人生のあらゆる場面で寄り添ってくれるものだと、自分自身の経験から知っているからだと思います。心を奪われる一冊との出会いは、世界を広く見渡す望遠鏡になり、物事の細部を丁寧に見つめる顕微鏡になり、日常をくっきりと映し出す眼鏡になる。雨風をしのぐ傘になることもあれば、疲れた体を支える杖になることもある。ときには自分を守る防具になり、前へ進む力をくれる武器にもなる。

本は、人生を伴走してくれます。 だから、娘にも豊かな読書生活を送ってほしいと思っています。何かに行き詰まったとき、誰かに言葉にできない気持ちを抱えたとき、あるいは単純に毎日がつまらないなと感じたとき、本棚に向かう習慣があれば、きっとなんとかなる。そう信じています。

食事中に本を読むのはお行儀が悪い、と娘に言えればいいのですが、過去の私はおろか現在の私もしばしばやらかしてしまうので、なかなか強く言えないのが玉に瑕です。

まずは『盾と矛』、早く娘に渡さないといけません。感想を話し合えるのが、今から楽しみです。

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