宮崎興治の生徒に!保護者へ!塾内日誌!

BLOG定期テストの意義(阪田)

2026.05.12

定期テストの季節が近づいてきて、塾でも少し空気が変わります。それまで少しのんびりしていた生徒もテキストを開き始め、質問が増えてきます。

悪くはないのですが、毎回思うことがあります。——もう少し早く動けていればなあ。

直前すぎて理解している時間がない。じっくり調べて自分のものにする時間がない。もう少し時間があれば、しっかりと自分の力として身につけられるのに、丸暗記するしかない。

 

定期テストには、大きなアドバンテージがあります。範囲が決まっている、ということです。出題される単元、扱われる教科書のページ、場合によっては問題の傾向まで、あらかじめ教えてもらえます。受験勉強の世界では考えられないくらい、恵まれた条件です。

ところが、その恵まれた条件をうまく使い切れないことが、意外と多い。「なんとかなるだろう」と直前まで先送りにして、結果は「まあこんなもんか」。それを毎学期繰り返してしまいます。

 

ここで少し立ち止まって考えてほしいのですが、定期テストで高得点を取るというのは、決してテクニックの問題ではありません。定期テストの内容が受験に直結しているかというと、確認テストの側面もあるので、100%とは言えないかもしれません。ただ、それよりもはるかに重要な力を測ることができるのです。

それは、「決めた範囲を、決めた期間で、仕上げる」という習慣の問題です。

これは、大学入試で求められることとまったく同じ構造をしています。

共通テストまでの日数を逆算して計画を立てる。単元ごとの完成度を確認しながら、弱点を潰していく。本番に照準を合わせて仕上げていく。——やっていることの規模は違えど、定期テストでやるべきことと本質は変わりません。

逆に言えば、定期テストという「小さな本番」を毎回真剣に準備できない人が、入試という「大きな本番」で突然うまくやれるとは、なかなか考えにくい。習慣は、急には変わらないからです。厳しい言い方をすれば、定期テストごときで点数を取れない程度の学習しかできないのであれば、大学入試での成功など夢のまた夢でしょう。

「定期テストは内申のためでしょ。総合型受けないから、自分にはいらないかな」と思っている生徒もいるかもしれません。たしかに推薦入試や総合型入試では内申点が関わってきます。でも、それ以上に大事なことがあります。定期テストで扱う内容——教科書の基礎——は、共通テストでも二次試験でも、確実に問われる土台になります。定期テストをおろそかにするということは、その土台を固める機会を、みすみす捨てているということです。

今の定期テストに、どれだけ本気で向き合えているか。そこに、その生徒の受験に対する姿勢がそのまま出ている、と私は思っています。

定期テストを、入試の前哨戦として捉えてみてください。範囲が絞られていて、準備の仕方が練習できて、結果がすぐ返ってくる。これほど質の良い「模擬戦」は、そうそうありません。

毎回の積み重ねが、受験生になったときの地力になります。そのことを、ぜひ今から意識してほしいと思っています。

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