今、高3難関大クラスは
入試問題をガンガン解いている。
授業の最初には入試問題のテストをして、
私が一人一人の解答を添削している。
夏休みくらいから添削をずっとやっているのだが、
先日、ある生徒が嬉しいことを言ってくれた。
生徒 「先生、学校の先生の解答が雑なことがわかってきました。」
私 「おぉ、ついに解答の良い悪いがわかってきたか!!」
生徒 「はい。今はわかります。」
その生徒は塾に来た当初、
解答がものすごく雑だった。
だから添削するとき、赤ペンで良いところ、悪いところを
いろいろ指摘して返却していた。
そんなことを繰り返していたところ、
あるときから急激に解答が美しくなった。
だから私は
「最近解答がキレイじゃね。」
と、言っていたのである。
私はよく授業中に
「この解答はキレイじゃろ~♪」
ということを生徒に言うのだが、
大体の生徒は??という顔になる。
それが美しい解答に何度も触れるうちに、
キレイな解答というものがわかってくる。
本物の絵を何枚も見ると、
偽物の絵が見抜けるというが、
まさにそんな感じだと思う。
だからこの高3の生徒が
キレイな解答をわかるようになったことがすごく嬉しかった。
ようやくこっちの世界へ来たか、と。
これからもたくさんの生徒を
こっちの世界へ導こうと思う。
数学の美しさがわかる世界へ。