先日、ある生徒と話しをしていたら、
「勉強は自分のためだけにするもの」
という内容のことを言ってきたので、
それは違うと思うよ、と言った。
勉強は自分のためにも、
人のためにもするものだと、
私は考えている。
例えば、Aくんという高校生が医者になりたかったとする。
別に職業は何でもいい。
看護師でも薬剤師でも学校の先生でもプログラマーでも。
Aくんがたくさん勉強して、医者になったとする。
すると、未来のAくんはたくさんの人の役に立つはずだ。
勉強していればしているほどね。
高校時代に勉強した数学や社会や国語など、
直接的には役に立たないかもしれない。
しかし、どうすれば効率的に勉強できるかを
知っているはずなので、
医学の知識など、
実践的なことを効率的に吸収できるはずだ。
少なくとも、何も勉強をしなかった人よりかはね。
そうすれば、より多くの人の役に立てる。
つまり、今、勉強していることは、
自分のためだけではなく、
未来の人たちのためになるのだ。
もし、私が高校時代にぜんぜん勉強をせず、
数学なんてまったくしていなかったら、
今、宮崎塾に来てくれている生徒たちの役には立てない。
私がたくさんたくさん勉強してきたから、
人の役に立つことができているのだ。
いいかい。
自分のためだけに生きても、
人生はつまらないんだよ。
人に喜んでもらうから、
人生は楽しくなる。
そして、人に喜んでもらうためには、土台がいる。
何も持ってない人が、
他人に何かを与えることはできないから。
勉強という手段を通して、
その土台を毎日毎日築いているんだよ。
だから、今は一生懸命勉強しようね。