マラソンを走ることを考えよう。
ゴールがわかっていて、そこに向けて走れば頑張れる。
一方、ゴールを知らされず、とりあえず走れと言われたら、かなり疲れるはずだ。
どこまで走ればいいかもわからないし、
どれくらいのペースで走ればいいのかもわからないから。
受験も同じで、ゴールを設定することがかなり大切だ。
極端な例をいうと、東大を目指して勉強するのと、
どこの大学も目指さず、とりあえず勉強をするのとでは、
モチベーションにかなり差ができる。
では、どこをゴールに設定すればいいか。
理想は、今の自分の学力で手が届くか届かないかの大学。
もちろんこれは偏差値という一側面でしかないので、
やりたいことがあればそっちに行けばいい。
目標が高すぎると、現実感がなくてやる気が出ないし、
目標が低すぎると、もう合格できるのだからやる気が出ない。
だから手が届くか届かないかの大学。
模試でC判定やD判定が出るくらいの大学。
そういう大学を目標にしていれば、必ず壁にぶつかる。
自分では届くか届かないか、というレベルだから。
壁にぶつかると乗り越えなければならない。
その時に学力は上がるのだ。
そして壁を乗り越えたら、また次の壁が出てくる。
また乗り越える。
この繰り返しだ。
そうすれば、振り返ったときに、
「あ~、よく頑張ったな~」と思えるようになる。
「世の中を変えたい!」とか「人の役に立ちたい!」とか、
そんな崇高な理由は必要ない。
「かっこいいから」とか「すごいって思われるから」とか、
そんな理由でも全然かまわない。
とにかく、まずは目標を設定することが大切。
で、いったん目標を決めたらぶれないこと。
模試でE判定が出てもぶれない。
スランプに陥ってもぶれない。
誰かに何かを言われてもぶれない。
とにかく、その目標を全力で目指し続ける。
これが大切だ。
まだ目標のない人、まずはカッチリと目標設定をしましょう。