「青は藍より出でて藍より青し」
一度は聞いたことがあると思うが、
藍染めのことだ。
布を青く染める染料の元を藍玉という。
この藍玉を液体に溶いて、
そこに白い布をひたして青く染めていく。
元々の藍玉はそんなに青くないのだが、
何度も何度も布をひたして空気に触れさせていくと、
最終的には藍玉よりも布は青くなる。
教育は、この藍染めのようだと思う。
私が藍玉で、生徒が布。
私の授業を受けたり、話しを聞いたりして、
生徒たちは私の知識や考え方を吸収していく。
何度も何度も繰り返すことで、
どんどん吸収していく。
最終的に、
私よりも青くなる生徒もいれば、
あまり青くならない生徒もいる。
その違いは、自発力。
自分の力で何度も青くなろうとする生徒は、
どんどん青く青くなっていく。
藍玉である私も、
日々努力して、
もっと深い青になろうとしている。
私よりも青くなる生徒が、
これからもどんどん増えたらいいな、と思う。