娘が保育所に通うようになって
ほんの少しだけ
自分の時間が戻ってきた。
『またブログを書こう』
――そう思えたのは
この“少しの余裕”がくれた
心のスペースのおかげかもしれない。
子どもが生まれる前の私は
目標を立てたら新幹線のように一直線だった。
最短距離で目的地にたどり着くことが当たり前で
それが“正しい”と思っていた。
でも育児が始まってからは
生活のすべてが子ども優先に。
仕事の時間は激減し
以前のようなスピードでは走れなくなった。
今年の春、
娘が3歳になり保育所に通い始め
少しだけまた前に進めるようになった。
けれど、それはもう“新幹線”ではない。
人生の列車は、いま鈍行列車だ。
ちなみに保育所に通い始めた娘は
1ヶ月の半分は熱を出して休んでいる💦
ちなみにちなみに
今日も娘の病院に付き添ってきた💦
先日、娘と家の周りの散歩をしていたとき
「お花、きれいだねぇ」
と言われて、
道ばたに咲いている小さな紫色の花に目を向けた。
『道ばたの花を見るのなんていつぶりだろう』
20代からずっと
仕事一筋で走ってきた。
忙しい、早い、効率的、成果主義。
そんな世界の中で
“道ばたの花”に目を向けるなんてこと、
正直なかった。
だけど、スピードを落としたことで
気づいたわけ。
「目標をすぐに達成する」ことも大切だけれど
「ゆっくりでも歩き続ける」ことには
それとは違う価値があるって。
「目標を立てたらすぐに達成する」
――それはすごいこと。
でも、「ゆっくりでも歩き続ける」
――それも、すごいことだ。
ゆっくりになった分だけ
見える景色がある。
焦らず、今に目を向けて、
歩いていこうと思う。