夏休みの宿題に読書感想文があるらしい。
何人かの生徒が私にいい本がないか聞いてきたので、
私のオススメの本を貸してあげた。
すると、
「感動しました!」
とか
「考え方が変わりました!」
とか
「先生がなんでそんな考え方なのか少しわかりました!」
とか、いろいろな感想を言ってくれた。
私は本が大好きだ。
本がないと生きていけない。
ベッドの脇にも、移動用のカバンの中にも、通勤カバンの中にも、
私の身の回りにはすべて本がある。
そして時間があればいつも読んでいる。
それくらい本が好きなのだ。
最近は忙しくてあまり読めなくなったが、
それでも毎月5冊くらいは読んでいる。
本には当たりはずれがあり、
大体10冊に1冊は良い本である。
その良い本の中の10冊に1冊は、人生を変えるほどの本だ。
そういう人生を変えるほどの本を私はいくつも持っており、
その中の1冊を生徒たちに貸したので、
最初に書いたような感想をもらえたんだと思う。
人が一生の内に経験できることはわずかだ。
おそらく私は数学を教えることで一生が終わってしまうだろう。
医者の経験もできなければ、弁護士の経験もできない。
でも、本を読むと疑似体験ができるのだ。
本には書いた人の人生が凝縮されている。
書いた人の考え方、生き方が詰まっている。
だから、私は医者ではないが、
医者がどんな考え方で、どんな働き方をしていて、
どんな生活を送っているのか、
医者に関する本を何十冊も何百冊も読めば疑似体験できる。
しかも1冊4時間ていどで。
こんなスゴイことはない!
だからもう、
「ノーブック、ノーライフ」だ。
私は数学を教えることが天職だと思っている。
やりたいことができているので、
本当に毎日幸せでいっぱいだ。
だが、もしも、も・し・も、塾の先生じゃなかったら何をするか。
私は「本ソムリエ」をやりたい。
(そんな職業ないけど)
人生を変えるような素敵な本ばかりを集めて、
その人その人の状況に合った本を勧めてあげるのだ。
あーー、考えただけでハッピーな毎日だ。
そういう生き方もいーなー。
次に生まれ変わったら塾の先生をして、
その次に生まれ変わったら塾の先生をして、
その次に生まれ変わったら塾の先生をして、
その次に生まれ変わったくらいに「本ソムリエ」をやろう。
というわけで、今日も帰って30分だけ本を読もうと思う。
本を書いてくれている人みんなに感謝です!