ある心理学者がこんな実験を行った。
被験者を
A お湯の中に腕を入れた状態
B 氷水の中に腕を入れた状態
の2つに分けて、
この状態で、
「冷凍室で5時間座り続けるのはどれくらい辛いと思う?」
と質問した。
その結果、
Bの人は、Aの人よりも14%ほど強く、辛いと答えた。
まぁ、当然の結果だ。
だって、Bの人は腕が冷たい状態で質問されているのだから。
「腕、つめたっ!冷凍室に5時間なんて無理!!」
みたいに考えたわけだからね。
逆にAの人は腕が温かい状態で質問されているので、
「まぁ、腕あったかいし、冷凍室も大丈夫っしょ」
みたいに考えたわけだね。
さて、この実験、実は続きがあって、
もう一つのグループCがあり、
C 氷水の中に腕を入れさせ、出した後に10分たった状態
というもの。
で、Cの人に同じ冷凍室5時間の質問をした。
すると、Cの人も、Aの人と同じくらい
「別に大丈夫っしょ」
と判断した。
以上のことから、
「人間はどんなに辛くても、終わってしばらくすれば忘れる」
という結論が得られたわけ。
例えば、カゼをひいて熱が40度近くになったとき、
「神様、もっと真面目に生きるから治してください・・・」
みたいに思うけど、
風邪が治ってしばらくすると、
「神様?そんなこと言ったっけ?」
みたいになるよね。
私が伝えたいことはシンプル。
「どんなに辛くても、時間とともに必ず変化していく」
ということ。
止まない雨がないように、
人間の感情はずっと続いていくわけではない。
このブログを読んでくれているあなたが、
もし今、辛い状況であったとしても、
心配しなくても大丈夫。
何があっても、
しばらくすればきっと大丈夫になるから。
しんどい時はがんばりすぎず、
しばらくして大丈夫になったら、
また歩き出せばいいからね。