宮崎興治の生徒に!保護者へ!塾内日誌!

BLOG続・卒業生がたくさん帰ってきてくれて嬉しい

2015.05.07
一つ前のブログにも書いたが、
 
 
ゴールデンウィーク中に
 
 
たくさんの卒業生が帰ってきてくれた。
 
 
 
その卒業生の一人(仮名:Aさん)が、
 
 
2日間ずっと塾の手伝いをしてくれた。
 
 
自習室やテラスの机を洗剤で拭いてくれたり、
 
 
使い終わったタオルを洗濯してくれたり、
 
 
何十枚もあるひざかけをテラスで干してくれたり、
 
 
空気清浄機やルンバの掃除をしてくれたり、
 
 
他にも、ゴミ捨てやトイレ掃除など、
 
 
たくさんの手伝いをしてくれた。
 
 
 
どうしてそんなに手伝ってくれるのか。
 
 
 
 
・・・さかのぼること1年前。
 
 
高3の4月という時期に、
 
 
Aさんの偏差値は40もなかった。
 
 
はっきり言って、
 
 
高1や高2の時期にほとんど勉強をしていなかったのだ。
 
 
だから第一志望大学に合格することなど、
 
 
夢のまた夢だった。
 
 
ただ、高3になってさすがに危機感を感じたのか、
 
 
Aさんは本気で勉強をすることにした。
 
 
「勉強なんて大嫌い!」と言い、
 
 
机に30分向かうだけでも苦痛を感じていたAさんが、
 
 
自習室にこもって勉強を始めたのだ。
 
 
学校が終わると全速力で塾の自習室に来て、
 
 
自習室が終わる21時50分までひたすら勉強し続けた。
 
 
少しでも勉強時間を確保するため、
 
 
塾の中の移動はすべてダッシュしていた。
 
 
晩ごはんを食べる時間がもったいないからと、
 
 
自習室で勉強しながらパンを食べていた。
 
 
1年間、晩ごはんはずっとパン。
 
 
塾から帰っても、
 
 
夜中の2時まで勉強をしていた。
 
 
私が配った数学の問題プリントは、
 
 
何度もやりすぎてボロボロになっていた。
 
 
同じところを何回も折るため
 
 
折り目がやぶれて、
 
 
それをテープで補修して、
 
 
それでもまた折り目がやぶれて、
 
 
それをまたテープで補修して。
 
 
精神的に辛くなって、
 
 
私の前で突然泣き出すこともあった。
 
 
それでも歯を食いしばって、
 
 
Aさんは1年間勉強し続けた。
 
 
それだけ必死に勉強し続けていたため、
 
 
Aさんの偏差値は急激に上がり、
 
 
なんと、最終的に第一志望大学に合格した。
 
 
1年前のことを考えると、まさに奇跡でしかない。
 
 
 
そして、大学に合格したその日から
 
 
新しい場所へ旅立つ最後の日まで、
 
 
Aさんはずっと塾の手伝いをしてくれた。
 
 
毎日毎日朝から晩まで、1カ月間も。
 
 
「周りの友達みたいにAさんも遊んでいいんだよ」
 
 
と私が言っても、
 
 
「いえ、手伝わせてください」
 
 
と言って、
 
 
Aさんは塾の手伝いをし続けてくれた。
 
 
 
 
話しを今に戻すけど、
 
 
そんな経緯があって、
 
 
Aさんはゴールデンウィークにわざわざ塾に帰ってきてくれて、
 
 
丸2日間も塾の手伝いをしてくれたのだ。
 
 
すごく助かったし、
 
 
何よりその気持ちがものすごく嬉しかった。
 
 
Aさん、本当に本当にありがとう。
 
 
 
最後に。
 
 
Aさんが新しい場所に旅立つ前日、
 
 
「どうしてそんなに手伝ってくれるの?」
 
 
と、私がした質問に対して、
 
 
Aさんが書いてくれた気持ちを載せて、
 
 
今回のブログを終わろうと思う。
 
 
 
 
 
 
 
 

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