宮崎興治の生徒に!保護者へ!塾内日誌!

BLOG本を読み始めた理由

2014.06.08

私は学生時代、本をあまり読まなかった。

中学、高校、大学、大学院と、

1年間で3冊読めばいいほうだった。

しかも読むのは小説ばかり。

まぁ、小説は小説で、

映画やドラマを見る気分で読めばいいのだが、

私の人生は1ミリも変わらなかった。

やがて社会人となり、

右も左もわからぬまま、

新人研修が始まった。

その研修の中でOJT(オン・ザ・ジョブトレーニング)という、

先輩にくっついて実際の仕事を学ぶ研修があった。

で、その研修の部署が営業だったのだが、

はっきり言って、何もわからない。

何もできない。

人生で初めて自分の無力さを痛感した。

社会人という大きな壁にぶち当たった私は、

どうすればいいか必死で考えた。

上司や先輩や同僚にいろいろな話しを聞いたが、

どうもピンとこない。

そんなときに、

ふと立ち寄った本屋さんに、

ビジネス書のコーナーがあった。

ビジネス書なんて読んだことがなかったが、

とりあえず1冊買ってみた。

たまたま買った本、それが、

デール・カーネギーという方が書いた

「道は開ける」

という本だった。

アメリカの方が書いた本だったので、

あまり読みやすくはなかったのだが、

もう、むちゃくちゃ面白かった。

人生とは何か、

仕事とは何か、

生きるとは何か、

うまく生きるコツは何か、

私の知りたかったことが山ほど書いてあった。

ワクワクが止まらなくて、

徹夜をして一気に読んだほどだ。

今でも覚えているが、

その本の中にこんな内容が書いてあった。

中国のことわざで、

「バラを献じたる手に余香あり」

というものがある。

バラを渡す人の手にもいい香りが残りますよ、

ということで、

人に良いことをすると、自分もいい気持ちになりますよ、

という意味のものだった。

早速、次の日から実践してみた。

仕事はぜんぜんできなかったが、

とにかく人を褒めまくった。

「今日のくつ、かっこいいですね」

「ネクタイ、素敵ですね」

などなど。

すると、言われた方も喜んでいるし、

言った私も嬉しかった。

す、すごい!

本に書いてあったことは本当だ!

そう思った私は、

本屋さんに行って、

何冊も本を買いまくった。

1回で3万円分くらい買うこともあった。

せっかく読んだ内容を忘れてはならない、

と思い、

毎朝5時に起きて、

読んだ本の内容をパワーポイントで図にまとめたりしていた。

何ヶ月もの間、毎日毎日。

ただ、しばらくすると、

読む量が多すぎて、

まとめる作業が追いつかなくなってきた。

最終的に、大事な文章に、

ピンクのペンでラインを引くだけになった。

こうすると後で読み返したときに、

大事な部分だけ抜粋して読むことができるから。

あれから約9年。

私は今でもピンクのペンを片手に、

本を読んでいる。

本棚には、

ピンクの線が大量に引かれた本が所狭しと並んでいる。

たくさんの本を読んで知ったことだが、

成功者は必ず本を大量に読んでいる。

もちろん、本を大量に読んでいる人が成功者とは限らないけどね。

だから、特に卒塾生に言いたい。

これから先の人生で何かに行き詰まったとき、

本を読むといい。

必ず本の中に答えが書いてあるから。

私はまだまだ向上していきたいから、

これからも本を読み続けていくつもりだ。

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