宮崎興治の生徒に!保護者へ!塾内日誌!

BLOG【阪田】不惑

2022.06.11

先日誕生日を迎えまして、とうとう不惑の大台に乗ってしまいました。

 

根がロックスターなので若かりし頃は27歳で死ぬと思っていましたが、気づけば40になっていました。びっくりですね。『鋼の錬金術師』かと思ったら『キングダム』だったくらい長いですね。いつ完結するんだろうな。『ワンピース』はワノ国編終わるからもうそろそろ最終章かな。生きてる間に最後まで読めるといいな。しかし、人生というものは強制的に最終巻まで読まないといけないので、大変ですね。『ハコヅメ』くらい面白かったらいいけどな。『ハコヅメ』がいったん休載って聞いてショックすぎてiPhone落としたこないだ。アラフワ(アラウンド不惑)で漫画の休載でショック受ける人生になるとは夢にも思わなかったな。

 

夢にも思わなかったと言えば、自分が子ども二人を抱えて家庭を営んでいるなんてことも夢にも思わなかった。鬱持ち社会不適合人間なので、まともな家庭生活なんて夢のまた夢だと思っていたのだ。上の娘も小学生になり、「わたし」だった一人称が「うち」になったし、下の娘は1歳を迎え、peppa pigを見続けているのでずっと「No!」と言っているのでこの子はイヤイヤ期ではなくno no期を迎えるのだなと思っている。

 

家族を維持するのも楽ではないが、とりあえず大部分を笑って過ごすことができているので、まぁ良しとしたいところだ。身体も心もしんどくて、もう限界だ~と思うこともあるけれど、子どもたちがいるので、耐えねばなと思っているし、家族みんなが笑ってさえいれば、生きててよかったな~と思えるので大丈夫だ。

 

こんな大丈夫があるなんてことを、20代のころの僕は想像できなかった。

 

思いも寄らない続刊で、想像もしていなかった展開が待ち受けて、この先は何が起こるのかわからない。そうして人生は回っていく。もう仕方がないとあきらめて、俺はこういう人間だ!おれはこういう人間!と開き直っていくしかないんだろうなぁ、と綺麗に死ぬことも太く短く生きることもあきらめて、出てきたおなかと下がる心肺機能を気にして明日のためにちょっとだけ運動してサプリを飲んでみっともなく延命を図る。

 

そのことがまだちょっとだけみっともない、なんて思えてはしまうけれど、少しだけ尊いものだとも思えるようになってきた。若くて真っ白だったころの自分が笑い飛ばすだろう人生を、それでもなんとか大事なものを見つけながら大事だったものを手放しながら。

 

 

上の子が、いそいそと誕生日プレゼントの準備をして、嬉しそうに手作りの名状しがたい何かをくれたことが嬉しくて、それは27歳で死んでいたら決して目にすることも想像することもできない幸福で。ロックスターじゃなくてよかったね。100巻くらいまで続くといいね。ワンピースを越えようね。

 

 

 

【本日の一冊】

フラジャイル 病理医岸京一郎の所見

 

≪内容紹介≫(amazonより)

岸京一郎(きし・けいいちろう)、職業・病理医。病理医とは、生検や病理解剖などを行って、病気の原因過程を診断する専門の医師のこと。各診療科の医師は、彼の鑑別をもとに、診断を確定させたり治療の効果をはかる。医師たちの羅針盤となり、人知れず患者を救う岸。医師たちは彼について、口をそろえてこう言う。「ヤツは強烈な変人だが、極めて優秀だ」と――。

  

≪一言≫

漫画の話をいっぱいしたので、今イチオシの漫画を。最強のお仕事漫画であり、医療漫画であり、めちゃくちゃ面白くってやばいやつ。最近の展開的に終わりそうでひやひやしてたけど、まだまだ全然続きそうでよかった。仕事と人生に感動とやる気をくれる超名作なので、ぜひ!おれもわたしも病理医になりたいと思えるかもしれない。『ハコヅメ』もハイパー面白いです。

 

 

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