今日の高1の授業は確認テストだった。
これまで授業でやってきた「二次関数」という分野からの出題。
難関大クラスのテストは7問中2問が大学入試問題だったので、
けっこうハードルの高いテストだったのだが、
それなりに合格してくれると思っていた。
というのも、その2問の大学入試問題は、
授業の中でガッツリ解説した問題と全く同じだったから。
数字も文章も全部同じ。
きちんと復習をしていれば確実に取れる問題だ。
ところが、テストのときに見回っていると、
その2問を解けている生徒が2人だけ。
そして合格したのもその2人だけ。
全体的にあまりにもできていなかったので、脱力してしまった・・・。
テストの採点が終わった後、次のような話をした。
テストの最後の2問は、授業でやった問題と全く同じよ。
きちんと復習をすれば確実に取れる問題よね。
それができていないってことは、ちゃんと勉強していなかったってこと。
授業の中でどれだけ解説したとしても、
君たちが自分の手でできるようにならんと意味ないよ。
みんな素質はすごいあるのに、本当にもったいない。
やればできるのに・・・。
この一つ一つの積み重ねが大学入試につながっていくんで、
しっかり勉強しようね。
春期講習で高1と初めて授業をしたとき、
この生徒はできるなー、とか、この生徒は少し数学が苦手だなー、とか、
いろいろなことを思った。
何回か授業をしていると、それぞれの生徒の実力が大体わかってくる。
高校に入学して約3カ月。
初めの印象と、今の印象がけっこう違う。
この子はできるなー、と思っていたのに、できなくなっていたり、
この子はしんどいなー、と思っていたのに、できるようになっていたり。
その差は、きちんと毎日勉強しているかどうか。
数学という科目は「積み上げ型」なので、
高校入学までにしっかり数学をやってきたかどうかが、
高校に入ってからの伸びを大きく左右する。
しかし、高校入学時点でどれだけ数学ができていても、
高校に入ってから何もしなくなれば、当然成績は落ちる。
そして、今がまさにそのとき。
そろそろ中学で積み上げた貯金がなくなる頃だからね。
数学ができるようになりたいんじゃないのか?
難関大学に入れるだけの数学力が欲しいんじゃないのか?
大丈夫。
そのためのレールはいくらでも敷いてあげれる。
そのレールの上を走るのは君たちだ。
そして走れるだけの素質は持っている。
やるか、やらないか、ただそれだけなんだよ。
あ、ちなみに追試は合格するまで何度でもするから。
絶対に逃げれんから、しっかり頑張ろうね(^^)