昨日、ある生徒の自転車が盗まれた。
ちゃんとカギはかけていたのに、
駅前の駐輪場に置いていた自転車がなくなったらしい。
生徒からその話しを聞いたのが、
授業が始まる数十分前のこと。
その日の授業は最初にテストがあり、
その生徒はテスト勉強をしていた。
「もう一度よく探したら見つかるかもしれないよ」
とアドバイスしたのだが、
テスト勉強のジャマをしては申し訳ないので、
「じゃあ、俺が探しに行ってくるね」
と言って、1人で駅前の駐輪場の自転車を見て回ることにした。
そうはいっても、駅前の駐輪場は広い。
何百台も自転車が置いてあって、
『これは全部見て回るのはなかなか大変だな~』
と内心思いながら、1台1台見て回っていた。
すると、な、な、なんと、
数分後、2人の生徒がやってきて、
「先生、私たちも探します」
と言ってくれて、
3人で探すことに!
なんていい人なんだ、君たちは(T_T)
で、3人で手分けして探すこと十数分。
残念ながら見つからなかった。。。
塾に戻って、
自転車の持ち主の生徒に
「やっぱり自転車ないみたい・・・」
と、伝えた。
そして授業が始まり、
いつものように授業をして、
授業が終わって一息ついていると、
自転車の持ち主の生徒が
「せんせ~、自転車見つかりました~!」
と言ってきた。
駅とは別の場所で自転車が見つかったみたいで、
自転車に学校のシールを貼っていたので学校に連絡が入り、
学校からその生徒に連絡がきたみたい。
無事に見つかって本当によかった♪
自転車が見つかって良かったこともあるけど、
私がこのブログで伝えたいのは、
手伝いに来てくれた生徒たち2人のこと。
誰からも言われていないのに、
自分の勉強があるはずなのに、
それでも手伝いに来てくれたわけだ。
小さいことかもしれないけど、
こういうことって、すごく大切だと思う。
自分のできる範囲内で、
誰かに親切にすること。
これができれば、
何をやっても人から大切にされる人になる。
人にすることは、必ず自分に返ってくるからね。
この生徒たち2人には、
感謝の気持ちを込めてアイスをあげた(笑)。
手伝ってくれてありがとう(^^)