宮崎興治の生徒に!保護者へ!塾内日誌!

BLOGどれだけ本気か

2012.07.23

最近、高3のある生徒が入塾した。

その生徒はこれまで数学をほとんど勉強せず、

高3の今になって数学を何とかしたい、

と思うようになった、と面談のときに言っていた。

記述で数学の点数が取れるようになりたい、

ということで、難関大文系クラスに入れることにした。

ただ、私は最初、入塾をお断りしようと思っていた。

それはあまりにもレベル差がありすぎると感じていたから。

今、難関大文系クラスは、京大や一橋など、

難関大学の入試問題をガンガン解いている。

この前の授業なんて、たった1問に60分の解説をした。

名古屋大学の問題だ。

そんなレベルの中に、これまで数学の勉強をほとんどしてこなかった

生徒を入れるのは、周りの生徒のためにも、その生徒本人のためにも

ならないと思ったので、入塾をお断りしようと考えたのだ。

ただ、面談で話しをしていく中で、

その生徒のやる気があまりにもすごく、

「この夏は数学しかやるつもりはありません!」

と断言してきたので、

そこまでやる気があるのなら、ということで入塾してもらった。

その生徒は数学の基本からやらなければならず、

さらに難関大文系クラスでやってきたこれまでの授業解説を録画で観つつ、

通常授業で難問のテストを受けていかなければならない。

単純にいうと、難関大文系クラスの生徒の

3倍の分量の数学をやっていくということだ。

これは普通の人ではこなすことが困難な分量だ。

もう毎日数学漬けになる。

この数学の内容を聞いたら、

さすがにこの生徒も少しひるむかも、と思ったのだが、

「頑張ります!!」

という潔い返事が返ってきた。

そして昨日、その生徒の質問を30分ほど受けたのだが、

それはそれはすごい問題数を解いてきていた。

普通の生徒が1週間かかることを1日で仕上げてきた。

もしこれが40日続けば、普通の生徒の40週間分、

つまり10か月分の問題数を、夏休みの期間だけでこなすことになる。

みんな同じ24時間という時間しかないのに、

なぜこの生徒だけこんなに問題数をこなせるのか。

それは、本気度合が違うのだと思う。

その生徒は本気の本気だ。

この1か月で数学0から一気に難関大攻略レベルまで

偏差値を上げると本気で思っている。

だからテレビを見るなどの無駄なことは一切しないし、

起きている時間は全部勉強しているのだと思う。

それも、ものすごい集中力で。

ちなみに、その生徒に、

「今、数学をものすごく解いているけど、辛くない?」

と聞いたら、

「楽しいです!」

という返事が返ってきた。

本当に0からのスタートだが、

この生徒はたった1か月で急激に成長すると思う。

そして、その生徒に対してできる限りの支援をしようと思う。

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