宮崎興治の生徒に!保護者へ!塾内日誌!

BLOG授業中に話したこと

2012.09.13

毎日部活をやり、体育祭が近づいているので、

高1、高2の勉強のモチベーションが落ちている。

だから授業中に次のような話しをした。

私の教え子にAとBという生徒がいた。

2人とも同じくらい勉強のできる生徒だった。

AとBは同じ部活に入っていた。

その部活の練習は非常にきびしく、

2人とも授業中に眠ることが多かった。

それでもAは授業が終わったあとに

「先生、今日の授業はどこまでやりましたか?
 
 授業を半分寝てしまったので自分でやっておきます。」

と言って、次の授業までにかならず自分で勉強をしてきていた。

それに対して、Bは部活の疲れを理由に

ほとんど何もできていなかった。

時が流れ、高3の6月に2人は部活を引退した。

そのとき、2人の間には大きな学力の差があった。

引退後、2人とも受験勉強を本格的に始めた。

Aは推薦で有名国立大学に合格。

一方のBは勉強が伸び悩み、

結局センター試験で思うような点数が取れなかった。

しかたなく第一希望の大学をあきらめ、

第二志望の大学を目指すことにした。

ところが、第二志望の大学すらきびしかった。

それでも、勉強をやめるわけにはいかなかった。

私はBと2次試験対策をマンツーマンでした。

2次試験が直前にせまったあの日、

いつものように授業を終えて帰ろうとしたBが

とても悲しいことを私に言った。

「先生、部活なんてやるんじゃなかった・・・。

 部活さえやっていなければ第一志望の大学に合格できたのに。」

私は何も言えなかった。

ただただ悲しかった。

結局Bは浪人の道を選んだ。

AとBは同じような学力で、

同じように部活をしていた。

ところが、高校を卒業するとき、

Aは「部活をやっていてよかった」と言い、

Bは「部活なんてやるんじゃなかった」と言った。

その差は何か。

志望大学に合格できたかどうかである。

今、君たちは部活や体育祭で忙しいかもしれない。

友達関係や恋愛でも忙しいかもしれない。

でも、勉強を第一優先にしておかないと、

高校を卒業するときに絶対に後悔するよ。

「部活なんてやるんじゃなかった」

「友達とあんなに遊ばなければよかった」

「恋愛なんてするんじゃなかった」

志望大学に合格しなければ、

高校を卒業するときに

自分の高校時代を否定してしまうことになる。

だから、今、どんなに忙しくても、

勉強だけはしっかりしておいてほしい。

みんな、後悔のないように勉強を頑張ろうね。

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