私の教え子の中にYさんという生徒がいた。
Yさんは大学入試の2次試験を数学1本に絞っていたので、
高3の11月くらいから私がスパルタで育て上げた生徒の1人だ。
必要科目が数学しかなかったので、
ものすごい量の数学の問題を毎日宿題に出していた。
まぁ、宿題に出した問題を私も解かないと説明ができないので
実はウラでほぼ同じ問題量をこなしていたわけだが。
本当に毎日数学漬けになる量だった。
1日でギリギリできるかできないかの限界の量。
それを毎日毎日。
「きついです・・・」
と泣き言をいうこともあったが、
なんとか歯をくいしばってついてきてくれた。
その極限までの努力の成果が実り、
無事に関西の大学に現役合格した。
昨日、そのYさんから嬉しいメールが届いた。
そのメールは次のような内容だった。
『京都の北野天満宮に行ってきましたー!!
みーんなが第一志望に行けるといいですね♪』
絵馬に宮崎塾の願掛けをしてくれていた。
宮崎塾の生徒たちには、みんな第一志望の大学に合格してほしい。
それが私の心からの願いなので、
この願掛けはすごく嬉しかった。
お礼のメールをすると、次のような返事がかえってきた。
『全然いいですよー。
先生には恩返しできないくらいお世話になったんで(笑)』
心が暖かくなった。
なんというか。
私は恩を売りたくて数学を教えているのではない。
ただ純粋に目の前の生徒に幸せになってほしい。
それだけなのだ。
大学受験を終えると、生徒たちは私の元から羽ばたいていく。
寂しくもあり、嬉しくもあり。
だから卒業生がこうして連絡をくれたり、
会いに来てくれたりするのはすごく嬉しい。
あー、がんばって教えてよかったなー、と。
Yさん、本当にありがとう。
そしてまたいつでも遊びに来てください(^^)