今、高3の授業はすべてセンター数学をやっている。
先週まで難関大クラスと理系クラスは記述数学をやっていた。
センター数学と記述数学では解き方が変わる。
センター数学は早く正確に。
記述数学は丁寧に美しく。
あと、センター数学は使う公式が限られている。
大体いつも使う公式は同じなのだ。
だからパターンさえわかればすぐに慣れる。
大体の生徒はセンター数学で点数が取れるようになってきたが、
何人かの生徒はまだあまり点数が取れていない。
その原因はセンター数学と記述数学をごっちゃにしているからだ。
センター数学を美しく解こうとしてはいけない。
泥臭くてもいいので、答えさえ出ればいいのだ。
書き並べてもいいし、図から長さや角度を予想してもいい。
極論を言えば、勘で書いて正解してもいいのだ。
当たり前だが、こんなことは記述数学では許されない。
でもセンター数学では許されるのだ。
だから記述数学とセンター数学では使う脳が違うのだ。
では、どうすれば記述数学の脳からセンター数学の脳に切り替えれるか。
それは練習だ。
マーク問題を解きまくる。
こういうときはこうするとか、時間配分はこうするとか、
実践の中で慣れていくのが一番早い。
あ、これはある程度数学の基本が積みあがっている人の話しね。
基本がない人はマーク問題をいくら解いても伸びない。
遠回りのように見えても、
まずは基本を理解することが大事。
さて、センター試験まで残り22日。
数学の知識はかなりつけているはずなので、
記述脳からセンター脳に切り替わるよう、
しっかり練習してほしい。
まぁ、すぐに切り替わるだろうけどね。