毎日毎日同じような仕事をしていると、
その仕事ができることが当たり前になってしまう。
だから本当は人の役に立つ仕事をしているのに、
当たり前すぎて感覚がマヒしているのかもしれない。
友達とか、知り合いとか、仕事でお付き合いさせて頂いている方とか、
これまでたくさんの人と話してきたのだが、
自分の仕事に誇りを持っている人が少ないように思う。
「いやー、オレはただのサラリーマンだから」
「宮崎さんはご自分で塾を経営されていてすごいですね。
私はただの雇われ人ですから」
「自分はただの塾講師ですから」
などなど、このような内容の言葉をよく耳にする。
私の目から見ると、すごくよく頑張っていると思うのに、
もったいないなー、と思う。
確かに私は高校数学を教えることができる。
でも、研究開発に没頭することはできないし、
銀行員になることもできないし、
一つの場所で勤めあげることもできない。
人それぞれで、できることとできないことがあるのだから、
自分の歩んでいる道に誇りを持てばいいと思うのだ。
自分は普通の人間ですが、
○○○についてだけはプロフェッショナルです、と。
ちなみに私は、今、自分の歩んでいる道に誇りを持っている。
まだまだ経営者として未熟ではあるが、
今の仕事がすごく楽しいし、
このまま死んでしまっても何の悔いもない。
芸能人とか、パイロットとか、お医者さんとか、
一般的にすごいと言われている職業の人にお会いしたとしても、
私は胸を張って言うことができる。
「私は数学専門塾の経営者です」と。
生徒たちと話していると、
「大人になりたくないです」
ということをよく聞く。
これは大人の責任だと思う。
世の中の大人たちがみんなキラキラ輝いていれば、
子供たちは大人になりたいと思うだろう。
自分も早くあんな大人になりたい、と。
だから、大切なのは自分の仕事に誇りを持つこと。
大人が楽しんで仕事をすること。
私はそう思っている。
私の仕事は人と接する仕事なので、
影響力は大きい方だと思う。
自分の仕事に誇りを持って、
明日からまた楽しんで仕事をしようと思う。